先輩助産師さんの性教育を受けてきた話
九州では台風が近づいています。急に雨と風が強くなったりおさまったりを繰り返していて、胸がワサワサする今日の心模様です。
昨日は助産師の先輩のされているおとなに知ってほしい性教育のお話を聞いてきました。
感想を一言でいうと、
性教育は生涯教育なんだなぁ、ということです。
30後半のわたしは、小さい頃から「性」について、ネガティブなイメージを受ける声掛けが多かったように思います。
みなさんはいかがでしたか?
たとえば、
「性器は汚いから触っちゃいけません」
「女の子が足を開いていたらいけません」
なんて言われることが多かったです。
助産師としてわずかながら性教育に触れてきたわたしですが、こどもたちにかける言葉には自分の根っこにある性への嫌悪感が入り混じっている気がします。
過去の自分の経験って引きずりますよね。わたしも幼少期から思春期にかけての性的ネガティブ体験(先の発言を含め)から、性に対して嫌悪感を感じていると思います。
でもここで登場するのは…
最近何かとこの本をベースにして物事をみるようになりました。
トラウマって感じることはあるけれど、その経験から自分が今後そう生きていくかを考えることが重要だと考えるようになりました。
自分の身体は自分のもの。こどもは自分の身体に触れる権利があります。
頭ではわかっていても「そんなところ触ったら汚いよ」なんて言いそうになるので、「大事なところはきれいな手で触ろう」とポジティブな言い方になるように努力しています。
性教育って、わたしのような40手前の世代が授業で教わった、身体や生殖のことだけじゃないんです。
包括的性教育ってご存知ですか?
体の発達、性の健康、性行動、生殖、ジェンダー、暴力、人間関係
これらの要素を含んだ教育のことを指します。
自分が自分であることの喜び、幸せを感じるためにどう生きるかを学ぶための教育であるとわたしは感じました。
わたしのような、性にネガティブな要素を感じている大人は少なからずいるはずです。
こどもに生きる喜び、幸せを伝えるためには、まずは大人であるわたしたちがどんな軸を持っているかが重要です。
こどもに何かを聞かれたとき、何かを伝えたいとき、大人がどんな態度をとるかで、こどもは大人の態度をよく見ています。
どんな軸をもつのか、どんな態度を示すのか。
わたしも芯のブレない大人になれるよう、これからも性教育について学んでいきます!
みなさんも一緒に学んでみませんか?
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