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【Season4-②】2018 音楽CDに、

その後(【Season4-①】2017 めまい参照)、しばらくは仕事(音響、音楽制作、イベント運営など)が一切出来なくなった。ちょっとでも無理すると酷いめまいで立ってもいられなくなる。身体かまともに動かせないから仕方ない。

カンパを募ることにした。といってもなにも無ければどうしようもないので、自分のCDアルバムを購入してもらうことで援助をお願いすることにした。オリジナル・アルバム、「April Rain 1993」(現在も販売継続中)である。

CD album "April Rain 1993"

全曲著作権フリー、どのような形で転用しても構わないということで少々高めの値段設定をしたのだが、おかげさまでずいぶんとご購入いただいた。とてもありがたかった。

この後しばらく途方に暮れていたが、明日なきしがないフリー・ミュージシャンとしては何か仕事を「作り出す」ことをしなければいけなくなった。それで以前(1990年代)にやっていた「アマチュア・ミュージシャンの為のCDアルバムづくり」サービスの提供をもう一度始めることにした。この頃は音楽CD自体の流通量はかなり減り下火になっていたけれど、いくつかの意義を提唱することによって、音楽CDに新たな付加価値をつけることにしてみようと考えた。

付加価値①記念品として
「音楽活動10周年」、「初ライブ記念」、「還暦祝い」、などなど。

付加価値②名刺がわり
ライブハウス初出演、音楽仲間との交流、コンサート企画発表などの際の自己紹介アイテムとして。

付加価値③アートワーク
ジャケット、ディスクデザイン、歌詞頁、ケースなどビジュアルデザインを含めたアート作品として。

付加価値④宣伝アイテム
お店や施設、イベントなどの情報を織り込んだ宣伝媒体として。印刷物だけではなく例えばテーマソングなどを収録したりする。

手応えは充分にあった。いま(2025年)でもこれらの意義はいささかも失われてはいないと確信しています。そして何よりCDは実体のあるアイテムです。その「実物」という感覚は作る側も受け取る側もある程度以上の価値を伴う質感、実感を感じられるものなのです。

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