アラビア半島にあるオマーン国の情報省が管轄する英語日刊紙Oman Daily Observerの電子版で、2024年8月9日に配信された記事の見出しで使われていました。
オマーン国についてほとんど何も知らないこともあり、また、どのような水処理の話なのかにも興味があり、この記事を選びました。
◾️'treatment'を辞書で引くと
トリートメント、というとシャンプーをした後の髪の毛の手入れのイメージがありますが、辞書ではどう書かれているでしょうか。
今回の意味は、そのままの用例があるように2a「(薬品などによる)処理」です。
「お手入れ」はありませんが、2「治療・処置」はありました。「シャンプー後のトリートメント」は、髪の毛のダメージに対する処置ということなのでしょう。
元になる'treat'の説明を見てみると、
動詞'treat'には、「ただ扱う」のではなく、「もてなす」「ごちそうする」という意味があり、この意味の名詞には'treat'をそのまま使うことがわかります。
ハロウィンの時の子供達のセリフ'Trick or Treat?'のtreatですね。
つまり、treat [動詞]の名詞形は、意味によって二通りに分かれます。
・扱い・対処・処理ー[名詞] treatment
・もてなし・ご馳走ー[名詞] treat
勉強になりました。
◾️水処理の内容と先駆的な方法とは? これが面白い!
このプロジェクトの要となる技術を紹介する動画をみつけました。
まずこれをご覧ください。
上の動画の内容を頭に置いていただくと、
次の記事内容の要約が読みやすいと思います。
なお、ムスカット/マスカットMuscatは、オマーン国の首都の名前です。
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オーストリアのHeliovis社のこの技術、知りませんでした。
今後まだまだ再生可能エネルギーの新しいアイデアと実用化された技術が登場してきそうです。
こういう技術の「甲子園」や「オリンピック」を日本のマスメディアはもっと取り上げてほしい。
そうすれば、高校生の目にやる気の炎が宿ると思うのですが、どうでしょう?