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《写真》 箕面の滝道、いろづき始め

天気が良かったので、今日(2024年11月25日)の散歩は「箕面大滝」へ。

この滝は大阪府の北部にある箕面(みのお)市にあります。そのままの名前です。
調べてみると、この滝の名前が先にあって、それが地名になったと言われているとの記述がありました。

Lincun, CC BY-SA 3.0 , via Wikimedia Commons

タイトル写真が阪急電鉄箕面線の箕面駅。この駅のすぐ裏から滝に続く道「滝道」が始まっています。

滝道沿いには、有名な「もみじの天ぷら」やみやげ物のお店、カフェ、料亭などが並んでいます。また、昆虫館や瀧安寺というお寺があります。

舗装されていて車(許可者のみ)が通れる道の他に、途中、川の対岸に人しか通れない遊歩道も整備されていて、行きと帰りで違った景色を楽しむことができます。

紅葉は始まったところです。朝の散歩を終えて降りてくる人もいます。
駅からすぐに渓谷の道を歩けるのがいいところです。
瀧安寺
開基は白雉元年(650)に役行者が箕面寺を建立したのが始まりといわれ、修行道場として発展しました。 寺名は後醍醐天皇の勅額を賜って瀧安寺と改称されました。(箕面市観光協会による解説)
川沿いに道が続きます。
苔がきれいです。
時々紅葉した木がありました。全体の1割くらいに見えました。
遠くに赤い花をたくさんつけた大きな木が見えます。サザンカでしょうか?
シソ科のクサギ(臭木)のようです。
「夏に白い花を咲かせます。花の基部が赤紫色をしているので、遠目にはピンクががって見えます。雄しべと雌しべは長く伸び、飛び出しています。 秋には、赤紫色の萼(がく)に包まれた青い実ができます。」(静岡県立公園「植物図鑑」https://kenritsu-shinrinkouen.jp/zukan/2018/11/09/クサギ/)
夏に他の場所で見たあの白い花からは想像できない形と色です。
9時台はすいていました。
滝が見えてきました。
滝まで行くと、混雑とまではいきませんがそこそこの数の観光客の姿がありました。
滝の上の駐車場から来られたのかもしれません。
時々赤いというのもいいものです。青空に映えます。
おでん、やってました。
朝のうちは冷え込んでいたのでいいですよね。中で食べている方がいらっしゃいました。
ナンテン
上に伸びた枝に残った赤い実が日光を受けて光っていました。
遠くに輝く葉がきれいです。
この構図が好きなようで、よく撮ってしまいます。
舗装されていない方の道はこんな感じです。川が近いです。
水彩画教室の生徒さんたち(おとなです)が先生の指導を受けながら写生をなさっていました。
中央に鳥がいます。わかります?
キセキレイ(黄鶺鴒)のようです。
「平地から高山までの水辺、特に渓流に沿って生活するものが多く、小さな流れでもよく見ます。セキレイの仲間の鳥で、胸から腹にかけて黄色いところからキセキレイの名があります。渓流・河原・水田のあたりに多く、いつも尾を上下に動かす習性があるので、石たたき・庭たたきなどの異名を持っています。「チチッ チチッ」と鳴きながら大きな波形をえがいて飛びます。」(サントリー「日本の鳥百科」より)
昼前には人出が多くなりました。
ここは昆虫館のあたりです。昆虫館では虫の脚の企画展をやっていました。
昆虫館は府営公園の指定管理団体が運営しているようです。
水面に青空ごと映っていました。
もう少し赤が鮮やかだといいのですが、まあまあですね。
紅葉の進み具合と日光の強さと角度の偶然が作り出すものなので仕方ありません。
サザンカ(茶梅)の葉と蕾です。さすがは冬の花。葉がツヤツヤしています。
今回、いろづき始めた紅葉と同じくらい印象に残ったのがこの花と葉と蕾の色でした。

最後にサザンカについての説明(日本薬学会のサイトから引用)をご紹介します。私は初めて知ることばかりでした。

古くから庭木や生け垣として利用されてきた日本原産の常緑小低木です。サザンカは四国、九州の山中、沖縄諸島に野生し、白い花が咲きますが、本州のものは栽培品で、薄紅色を主に、さまざまな変化に富んだ色合いがあります。花期は10~12月で、枝先に花径5~8 cmの大きな5弁花をつけます。同じ科のツバキ(椿)によく似ていますが、ツバキの花は花全体が落下するのに対し、サザンカは花びらが一枚一枚散って行きます。

 果実は翌年9~10月に熟し、果皮は3枚に裂けて開き、扁球形で暗褐色の種子を数個出します。種皮を除いた種子から得られるサザンカ油はツバキ油と同様に、毛髪香油や軟膏基剤に用いられます。

 鹿児島、宮崎県地方では古くよりサザンカの新芽を製茶して飲み、香りがよいことから、香袋としています。

 サザンカは漢字で「山茶花」と表記されますが、ツバキの中国名「山茶花(さんさか)」が誤記により「茶山花(ささんか)」になり、それが訛って『さざんか』になったとも言われています。中国名は「茶梅」で、学名も英名もサザンカ(sasanqua camellia)です。

 サザンカは東京都の江東区、杉並区、神奈川県横浜市、千葉県船橋市をはじめ、全国で多くの市町村の花や木に制定されています。冬の準備にはいる晩秋から咲き出すため、その花の美しさは特に人の心をとらえます。ところで、サザンカといえば、童謡の「たきび」の二番の歌詞に登場することでもよく知られています。懐かしい地方の冬の情景の歌のようですが、実は東京都中野区上高田の農家が発祥の地だそうです。

https://www.pharm.or.jp/flowers/post_5.html


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