カナダの公共放送、CBC のウェブサイトで、2024年9月6日に配信された記事の見出しで使われていました。
◾️'hike'を辞書で引くと
小学館 プログレッシブ英和中辞典(goo辞書)の記載は…
この文脈(切手と収入増)では、
名詞の2番目、「(物価・給料などの)抜き打ち的な大幅引き上げ」
の意味で使われているのは明白です。
しかし、ハイキングと値上げがどうつながるのでしょう?
いつものように語源辞典で深掘りしてみましょう。
「ハイキング」と「ズボンや値段を引き上げること」の2つの意味は、源流が別のようです。前者はhyke、後者はhitchの変種(?)が祖先であり、親戚ではないということでした。そういう場合、見出しをhike1とhike2のように分けることが多いと思うのですが、一緒になっています。
◾️カナダの郵便切手が約25%値上げされる理由とは
記事本文の概要は…
日本でも、今年(2024年)10月から、定型郵便の料金が25g以下84円・50g以下94円から双方とも110円に値上げされる見込みです。
次の記事によれば、日本も同様に、2022年度の営業損益が民営後初の赤字、郵便物数の大幅減少(ピークの01年度:262億通→22年度:45%減の144億通)に対応し、「25年度の黒字を達成できる最小限の上げ幅にした」と説明しているそうだ。
公衆電話や番号案内サービスの縮小・廃止と同様に、電子メール等の通信手段の進化に伴う「時代の流れ」で、同然のことかと思います。
郵便料金の値上げにより、これまで紙ベースで行われていた連絡の見直しが加速されるのでしょう。
ここから余談です。
今回カナダの郵便料金を確認していて発見したのですが、カナダの切手にはPERMANENT stampsというものがあって、券面に金額が印刷されておらず、料金が将来上がっても利用可能だそうです。
また、通常の切手を1枚買うよりも、シートでまとめて買うと割引になるようです。