前編↓につづき、後編では事例報告とパネルディスカッションの内容について、紹介と私の感想を。
プログラムは、この↓ようになっていました。
◉事例1) 万博テーマ事業<いのちを高める>(クラゲ館)における共創・協奏の旅路と背後の哲学
万博のテーマ事業は、「いのち」をキーワードに8人のプロデューサーに委ねられています。
このうちの「いのちを高める」の担当である中島 さち子さんが事例1の報告者でした。中島さんのプロフィールは次のとおり。
すごい経歴の持ち主ですが、会場での印象は、「音楽大好き+世界的な視野がある+人の交流で世の中が良くなるのに貢献したいと考える」元気な人でした。
箇条書きで中島さんの発言(私の理解ですが)を書き出すと…
今回の万博のポイントは、①161カ国が参加する、②いのち輝く未来社会というテーマがある、③民の博(反・万博の万博)で、③こそが本質だ。
担当する「いのちの遊び場 クラゲ館」では、音楽を中心に原始性・身体性を持つ揺らぎのある遊びを通して「いのちを高める」ことを体験してもらおうと考えている。
「人間存在の多様さ、それにも関わらず今を共に生きている共感」という岡本太郎の言葉が自分の中で大きい。
2021年から「未来の地球学校プロジェクト」、「学びの協奏コンテスト」、内閣府による国際交流事業(交野市とエチオピアの交流など、東京オリンピックでのホストタウン交流のようなもの)に関わり、国が違う人、障がいの有無、先住民と入植者など、多様な人をかきまぜる場を作ることに携わってきた。
これまで見えていなかったけれど、「多様な民(たみ)の交流を楽しみ、過去の自分を揺さぶる」活動を始めており、万博後もその波が続くことを期待している人がいるのがわかりました。「こういう活動を後押しするのなら、万博もいいではないか」と思いました。
長くなるため、ここで一区切りにし、<後編その2>に続きます!