アメリカCNNのウェブサイトで、2024年9月24日に配信された記事の見出しで使われていました。
見出しの通りの内容ですが、いつものように少し深掘りしてみましょう。
◾️'scam'を辞書で引くと
社会人必須レベルでした。小説でもないと教科書には出てきにくい単語です。この見出しでは名詞ですが、動詞でも使えることがわかります。
詐欺師を表す単語は2種類。普通に-erがついたものと、-sterがついたものがありました。
この-sterという接尾辞を辞書で引くと
とあります。
次のような例が見つかりました。
rhymester へぼ詩人
youngster 子ども;少年少女;若者
gangster ギャング[暴力団]の一員;不良,悪漢
roadster 馬車の御者
teamster ((米))輸送トラックの運転手;全米トラック運転手組合員
trickster 1詐欺師;手品師 2いたずら好きな妖精[神];いたずら者
語源辞典を調べてみました。
残念ながら、scamの語源は不明とのことですが、1963年には現在の意味での使用例があるようです。
◾️「偽ブラッド・ピット詐欺」事件とは?
記事の内容を見てみましょう。
ブラッド・ピットからロマンチックな関係や将来の約束を持ちかけられた、と信じてしまったんですね。それを疑えなかった普通でない心理状態につけ込まれたようです。
日本でも有名人が勧めているように見せかけた投資詐欺が報道されていました。スペインでもあるのですね。
SNSの投稿内容から、カモになりやすい、愛情不足の人間を探す、というのが恐ろしいと思いました。
日本の事件でこのような説明はありませんでしたが、たしかに、SNSで感情を発信し続けるとひっかりやすい心理状態にあるかどうかがわかってしまいそうです。
日本国内の報道の例↓
オーストラリアでも↓
ロマンス詐欺への警察庁による注意喚起↓
プロファイリング(ネット上などのさまざまなデータから、個人の好みや性格を予測するもの)の問題点を解説したNHKの記事↓