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ジオパーク訪問記 No.1 支笏湖-洞爺湖-地球岬-登別地獄谷 その1【概要+支笏湖】編
ブラタモリで地球の成り立ちや地形に興味を持たれた方は多いでしょう。
私もその一人です。
退職して自由な時間を手に入れることができたので、自分の目と足で確かめるべく、訪問を開始することにしました。
🌏今回の訪問の概要
第1弾は、支笏湖-洞爺湖-地球岬-登別温泉を巡りました。2024年10月中旬です。
![](https://assets.st-note.com/img/1729558600-BqEueFiyVXCfJYdk2Mr3T8c6.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1729559188-NvP9X4oECjZLSTibKW7QIYA0.jpg?width=1200)
北海道の公式HPによると、
北海道内には、「日本ジオパーク」6地域と、日本ジオパークの認定を獲得するため取組を進めている「ジオパーク構想」1地域があります。
・洞爺湖有珠山ジオパーク(洞爺湖町・伊達市・壮瞥町・豊浦町)
・アポイ岳ジオパーク(様似町)
・白滝ジオパーク(遠軽町)
・三笠ジオパーク(三笠市)
・とかち鹿追ジオパーク(鹿追町)
・十勝岳ジオパーク(美瑛町・上富良野町)
・大雪山カムイミンタラジオパーク構想(旭川市・鷹栖町・東神楽町・比布町・愛別町・上川町・東川町)
このうち、洞爺湖有珠山ジオパーク、アポイ岳ジオパークは、「ユネスコ世界ジオパーク」にも認定されています。
https://www.pref.hokkaido.lg.jp/ss/ckk/hokkaidonaigeo.html
ですから、今回の訪問先で正式にジオパーク認定されているのは洞爺湖、ということになります。
しかし、残りの訪問地も、大地や地形の壮大さ、普段私たちが暮らしている一般的な土地の下に広がるマントルやマグマを感じさせるものでした。
🌏1.支笏湖
最初に訪れたのは支笏湖。新千歳空港から反時計回りのルートとしたためです。
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空港から車で約40分。市街地から離れると信号にあまり出会わない片道2車線の道路をどんどん進みます。レンタカーの手続きが済んで出発したのが15時だったので陽がかなり傾き、西向きの道のため逆光で前の様子が見づらくなることが何度かありました。
駐車場の入り口で500円を支払い、湖畔の公園に入ると、紅葉が始まっており、北海道に来たことを感じます。
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湖に出ると、太陽が湖面に金色の道を作っていました。対岸の山並みがきれいです。
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iPhooneのパノラマ機能で撮るとこの↓ような感じです。円形に近いのでかなり見渡せます。
![](https://assets.st-note.com/img/1729582808-v0LCQnspJZI1OWV3U9SbPBwr.jpg?width=1200)
上の写真の左端に赤い橋が見えます。この橋を渡ってその先まで散策路がありました。
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散策路から来た方向を見ると、順光なのでこちらの山はちゃんと見えました。日の光がいい色を出しています。
【追記】
全国の国立公園に設置されたライブカメラの画像(1時間ごと)が見られるサイトがありました。支笏湖の映像もありました。環境省によるサイトです。↓
支笏湖の成り立ちは…
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アイヌ語の「シ・コッ」(大きな窪地)に語源を持つ支笏湖は、およそ4万年前に起きた激しい火山活動によってできた支笏カルデラに水が溜まり誕生しました。噴出した火砕流は20km以上離れた札幌市の南部にまで到達したと言われ、カルデラ形成後に風不死岳、恵庭岳、樽前山が一直線上に次々と火山活動を開始、成長したため、現在見られるようなひょうたん形の湖になりました。
湖の水面下には「柱状節理(ちゅうじょうせつり)」と呼ばれる、切り立った崖のような光景が広がり、爆発の激しさを物語るかのように水深は深く、最大水深363mは秋田県の田沢湖に次ぐ全国2位を誇ります。
深さゆえに湖面が凍結することは稀で、日本最北の不凍湖と言われています。 これはカルデラ生成時に、火砕流による自種植物が冷え固まる際に、急激に冷やされ収縮した際にできた割れ目で、支笏湖の見どころとして今に至ります。
https://lake-shikotsu.jp/guide/guide01.html
静かで美しい支笏湖。4万年前の噴火でできたカルデラ湖でした。
この日はこのあと、陽が落ち、真っ暗の中を(街灯も信号もない道が長かったのです)ひたすら西向きに走り続け、内浦湾に面した伊達市で宿泊。翌日少し引き返して洞爺湖を訪れました。(洞爺湖編につづく)
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(19:20ごろ撮影・露出の調整はしていません)
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