ブラジルの国営公共ニュースメディアAgênciaBrasilのウェブサイトで、2024年9月17日に配信された記事の見出しで使われていました。
◾️'arson'を辞書で引くと
シンプルで意味の広がりはありません。
社会人必須レベルとのことです。確かに教科書では出会いませんでした。
いつものように語源辞典も見てみましょう。
簡単にまとめると、
・英語としては17世紀から
・ラテン語→フランス語→英語の順で生成
…ということでした。が、あまり記憶に役立つ情報はありませんでした。
一方、「放火」を和英辞典で引くと、次のような説明があり、勉強になる感じがします。
放火狂pyromaniaのpyro-を調べてみると…
そして、pyro-から始まる単語は、調べてみるとたくさんありました。
こちらの方が、他と繋がって興味深く、辞書を引いた甲斐がありました。
◾️なぜブラジルで放火罪の厳罰化が話題になっているのか?
記事本文を見てみましょう。
この記事だけでは分かりにくいのですが、
ブラジルでの森林火災は、森林破壊の急拡大はもちろん、首都ブラジリアに煙が届くなど都市生活にも影響を与えるほど深刻になっており、その一因は、ここでいう「放火」、森林を開墾して牧草地とするために火をつけることだと考えられています。財政支出も莫大になっていそうです。
↑ 政府は森林火災対策のために5億1400万レアルを割り当て。この資金は、最高裁判所によって承認された特別予算から。
↑ セラードの森林伐採は、2023年以降に1億3500万トンのCO2を排出した。最も伐採が進んだのはサバンナで、8800万トンのCO2を排出した。
↑ 国立公園の火災から出た煙がブラジリアに広がる。連邦警察は不正行為の兆候を調査中。
↑ ブラジル政府はサンパウロ州の火災の背後に放火があると疑う。この州では、21の都市で活発な火災が報告され、46の都市が高度の警戒状態。