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こんにゃく作りと五右衛門風呂体験

去年のことではありますが、こんにゃく作りと五右衛門風呂体験について書きたいと思います。

プラン概要
山間のログハウスで、こんにゃく作りや五右衛門風呂などの非日常を楽しむ。
こんにゃくは昔ながらの藁灰(わらばい)こんにゃく。指導を受けながら実際に作り、季節の田舎料理と共に楽しむ。
五右衛門風呂は入るだけでなく、薪割りも体験。
参加者は、里山景観の中で、昔ながらの食文化と田舎体験に没入することが出来る。

ツアー日時・スケジュール
2024年11月17日(日)

10:00 集合:道の駅瑞穂
   ・藁灰こんにゃく作り体験
12:00 お昼ご飯:地元食材の季節の田舎料理
   ・五右衛門風呂・薪割り
15:00 解散

体験当日の流れはこんな感じ。
※今回は薪割りはしませんでした。

こんにゃく=四角くて色が濃く弾力があるものを連想される方が多いのではないでしょうか。
今回作ったこんにゃくは、丸くて柔らかく、色が薄い(白っぽい)ものです。刺身でも食べられます。
手間はかかりますがとっても美味しくできました!

まず最初はこんにゃく芋について教わりました。
収穫するまでずっと同じ場所に植えているわけではなく、1年ごとに植え替え作業が必要で、数年かけて大きいこんにゃく芋へと成長します。
こんにゃく作りに使える大きさになるまでは3年ほどかかると教えていただきびっくり。
道の駅などの直売所でこんにゃく芋を見かけることがありましたが、手間がかかっていることを知らなかった時は「結構なお値段だなあ」という感想をいだいていました。
しかし、育てる手間がかかっていると知り値段に納得。収穫するまで同じ場所に植えたままだと思っていたので本当に衝撃的でした。


藁灰こんにゃくの作り方
藁を真っ黒になるまで燃やし灰にし、灰をざるに移動させお湯で濾して灰汁をとる。
濁りが薄くなるまこの工程を何回か続ける。

こんにゃく芋を洗い皮をむき、それを小さくカットする。
カットしたこんにゃく芋をミキサーにかけ灰汁を足してよく混ぜる。

粘り気が出てきたらカップに入れて固まるまで寝かせる。
※ちなみに、こんにゃく芋は素手で触るとかぶれてしまうので、作業中はゴム手袋必須です。

固まったら鍋で茹でて完成!

こんにゃくを寝かせている間にお昼ご飯をご馳走になりました。
メニューは、
・土鍋の炊き込みご飯
・刺身こんにゃく
・卯の花
・牛汁
の4品。

どれもおいしくて、ついおかわりしてしまいました。
こんにゃくが完成するまで時間がかかるため、お昼ご飯に使われていたこんにゃくは事前に用意していただいたものでした。
特に気になった料理は牛汁。邑南町の郷土料理です。牛肉が入ったお汁で、牛肉の出汁をたっぷりと感じられる一品でした。
私の実家のお雑煮がちょっと変わってまして、牛肉入りのお汁なのですが、味がそれに近く、懐かしさも感じながらの食事でした。
レシピを教えてもらったので是非作ってみたいです。

そのあとは、人生初の五右衛門風呂へ。

お風呂の横を流れる川の音を聞いたり、自然の風景を眺めながらの入浴は最高でした。
この日はあいにくの雨でしたが、体の芯から温まることができました。
入浴後もずっとぽかぽか。通常の湯舟に比べ保温効果が高いのが五右衛門風呂の特徴です。
五右衛門風呂に入る機会はなかなかないので、貴重な経験になりました。

この日はカップに入れ寝かせる工程までを体験させてもらい、その後は自宅に持ち帰り翌日鍋で茹でで完成させました。
自分で作ったこんにゃく、まんまるフォルムに愛着がわきます。
どうやって食べようか。と、まずは薄くスライスして刺身こんにゃくで食べてみました。
口に入れた瞬間、あまりの柔らかさに驚き。柔らかさとモチモチ触感が丁度いい。
わさび醤油と辛子酢味噌で。どちらも美味。個人的には辛子酢味噌が気に入りました。
翌日は煮物に。いつも、煮物を作る際は四角いこんにゃくを使用していたので、それと比べると触感や味が全く違う。
もちろん、いつものこんにゃくを使った煮物も大好きです。藁灰こんにゃくは汁気をたっぷりと含んでくれるのでジューシーな仕上がりになり、より一層おいしく感じました。

藁灰こんにゃく作りと五右衛門風呂体験。どちらもなかなかできることではないので、本当に貴重な体験でした。
邑南町に移住してきて、食文化に興味を持ちつつあるので、またこういった食に関する体験ツアーがありましたら積極的に参加したいです。

今後も邑南町内のイベント情報を告知したり、体験したことを皆様に発信していきます!








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