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“楽したい”を狙え!人気商品に共通する普及の理由とは【ビジネス戦略】
このnoteは2024年10月29日のYouTubeの動画の内容をもとに作成したものです。
【プロフィール】
Oh my teeth CEO 西野誠(にしのまこと)
1994年生まれ。大学在学中にオープンロジにて創業期を経験。ワークスアプリケーションズに新卒入社し、大規模基幹システム開発に従事。2019年、Oh my teethを創業。日本初の通わない歯科矯正ブランドを東京と大阪6ストアで展開。体験者数は5万人を突破。Onlab 21th「DemoDay」最優秀賞 & オーディエンス賞、ICC 2022「D2Cカタパルト」優勝、ICC 2024「DXカタパルト」優勝、Forbes NEXT100 2024受賞。
モデレーター 糸井あかり(いといあかり)
1999年生まれ。立教大学経営学部卒業。2021年、NewsPicks編集部にインターンとして参画し、「大学生が、2日でブランドをつくってみた」や「ニッポンの宇宙ビジネス」などの記事を担当。2022年、株式会社ユーザベースに新卒入社し、NewsPicks編集部で食品・小売業界の取材業務に従事。2024年より化粧品メーカーにてプロダクト開発等に従事。
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普及する商品の共通項とは
Akari:本日のテーマは「意識の低い人に売れるものこそ普及する」
Nishino:もうこれは完全になんか最近ふと思って感じていることだし、やっぱそうだよなって。当たり前なんだけれども、なぜならまずそもそもOh my teethっていう会社を今経営してるんですけども、これはマスブランドになることを目指して創業した会社なんですね。つまり、世界中のあらゆる人が我々の歯科プロダクト、歯医者のプロダクトを使って喜んでもらってる、驚いてもらってるっていうのをゴールとした、ミッションとした会社です。そこに行くためにはやっぱりどういうものが普及するのかっていうところとやっぱ常に考えているわけですね。結論、意識低い人にしっかり売れるものだけが普及するんだっていう風な結論に達したので…このラジオは自分の意見を、聞いている方に対してもそれが何かしらのプラスとかこう考えるんだとか、何かしら気づきとかヒントになればと思うものの、結構このラジオで話すことによって自分で言語化するみたいなことをやってたりするので、なのでちょっとご愛嬌なんですけれども。いきなりちょっと具体例なんですけど、これどういうことかっていうと、意識低いっていうのはあんまり言葉が 良くないからアレなんですけど、普及しているものをいろいろ考えてみたんですよ。やっぱりスマートフォン普及しているよなとか、あとはファストファッション普及しているよなとか。要はユニクロとか普及してるじゃないですか。あとはコンビニとかも普及してるし、本当に世の中で普及しているものをみんなが遍くもの、使っているものってどんなものかって考えたら今みたいなラインナップが出てきて。共通項何かって言ったらやっぱり結構意識低くないですかと。つまりなんかしっかりと料理をして買うっていう食材は、Oisixさんとかそうだと思うんですけど、全員使ってるかってたぶん使ってないですよねと。だけれどもコンビニに関しては本当にいろんな人が使っていると思うんですよ。世代も関係ないし、いろんな境遇の人も使ってるよなというふうに思っているわけです。ユニクロもそうだと思っていて、本当にユニクロ、GUもお金持ちも使ってるし、お金がそこそこの方も使ってるみたいなところで普及してるなと。スマートフォンに関してもやっぱり普及してるなというふうに思っていて、これ何かなって考えたときに意識低いなと 思ったんですよ。つまりやっぱりスマートフォンってやっぱりシンプルなんですよね。画面が一個しかないし、ボタンがほとんどないから直感的に使えたりとかしませんかと。要は技術に詳しくなくても、これまでパソコンとかってキーボードがあってマウスがあったりして、コマンド打たないといけないとかいう感じじゃないですか。それってギークな人しか使えないし、ボタンどれを押したらいいんだろうじゃなくて。例えば最近祖父母の家に行ったんですけど、当たり前にiPad使ったりするんですよ。これもやっぱりシンプルだからこそだと思ってるんですよ。
Akari:マス化するためとかコモディティ化していくためにはみんなが手に取りやすい、それこそ意識の低い人にレベル感を合わせたもの、レベル感って言うとあれですけど、マスってそういうものがなっていくってことですよね。
Nishino:特別にここまでガッツリやりたいではなくて、むしろ楽したいとか手軽に使いたいとか、そういう簡便性みたいなものがやっぱり普及しているような。いくら技術的にこういうマニアックな機能なんですとかっていうものはそれがあってもそれだけじゃやっぱりダメで、それがやっぱりめちゃくちゃわかりやすいよねとか、すぐ使えるよねっていうインスタント感っていうのがないとやっぱ普及してないなっていう風に思うんですよね。
Akari:確かに私会ったことないんですけど、石井リナさんっていう起業家の方ですごいなと思って見てた人とかも、女性の生理用のショーツとかそういうプロダクトを社会的なメッセージ「もっと自由になろう」みたいな割とソーシャルビジネス文脈でやってたんですけど、かっこいいなぁと思って見てたけどやっぱクローズしてしまったりとか。やっぱりソーシャルビジネスって結構苦戦してる、D2Cとかも苦戦してるとこは多いなぁという印象はあるので、なんかそういうのってやっぱり結局はその人の深層心理で簡単にできちゃうとか手軽とか、やっぱ欲望の方がハックされている方が普及するんだなぁと。
Nishino:まさに今言ってくださったように、ほんとそうだと思う。これ一応良い悪いとかではないと思います。普及しないと悪いとかではないと思っていて、これはOh my teethが普及させることをゴールに置いちゃってる。ゴールに勝手に置いているからそうなるときの条件でこうだよねっていう話であって、あくまでその高級なものでめちゃくちゃ高くてもでもターゲットはめちゃくちゃ狭くていいからそういう人に愛されるものが作りたい、そういうものを作りたいんだったらそれはもうそれ自体が全然素敵だと思うんですよ。そういう社会的価値があって、ちゃんと意味が分かる人だけ買うみたいな。でもこれはやっぱり意識が高いか低いかで 高い部類に入るから、普及するって考えるとなかなか難しいですね。
Akari:全然それで成立しているブランドもありますもんね。ターゲットをめちゃくちゃ絞って。マスになりたいならっていうところですよね。
Nishino:そう。ポルシェとかもそうですよね確か。だからやっぱりいかに大多数の消費者に響くものを作れるかって考えると、意識高い層ではなくて、最初は意識の高い層でもいいと思うんですけど、最終的にはやっぱり意識が低い層にもリーチしていかないと普及しないよなというふうに思ってます。いくらそれは医療技術がめちゃくちゃ優れたとしても、やっぱり普及するって観点だとわかりやすさとかすぐ使えるとか、そこを挑戦していくことで
普及するっていうふうに思ってます。ただこれやっぱ重要なのは、今高品質なのにっていったのは、そこでつまりこれってただただ安くてインスタントであればいいわけじゃないと思ってるんですよ。これはなぜかというと普及に関しても短期的に普及している、これはブームですよねと。ブームと長期的にブランドになっていくっていう、普及するブランドになりたいって僕は 思ってるので、って考えると短期的な安かろう悪かろうみたいな感じでバッとブームになったりすることあるじゃないですか。いくら意識低い人をターゲットにやってても、それはやっぱり長期的に続かないと思ってるんです。なぜなら長期的に顧客満足度がやっぱり必需品になり得ないかなってことだと思うんですよ。だからユニクロって日々改善しているし、今こそやっぱ普及しているのは品質がいいってところだと思っているんですね。だから何かこれは安くするために品質落とせばいいわけじゃなくて、これをちゃんと両立させるためのビジネスモデル、例えばOh my teethだったら大量生産にすることによって規模の経済を働かせて、クオリティは担保したまま値段だけは下げるみたいな、そういうふうなビジネスモデルも含めてやっていくと普及するようなブランドが見えてくるんじゃないかなと思っているし、そこを愚直にやっぱり追い求めたいと、どっちも犠牲にしたくないと。品質も追い求めるし、簡便さ・手軽さ・気軽さというものをしっかり追い求めていく。この2つのバランスを取っていくというのを改めて意識したいなと思いました。
Akari:なんかあれですよね。今めっちゃマスのブランドって戦後にできた、なんならカップラーメンの日清とかって今社長3代目とかですけど、何か現代発祥でマスになっていくって、何かこれから私たち世代ってそれを見届けられる世代だから、どんなマスブランドが生まれていくのかって結構楽しみですよね。今、日本って経済的には全体的には落ちてますけど上ってくる企業とか、それこそOh my teethとかマスになっていくって面白いなーって思いながら聞いていました。
Nishino:それを作る側でやりましょうよっていう、傍観者じゃなくて(笑)「めちゃくちゃ出てくるといいですね」はダメですよ(笑)ちゃんとあかりさんも作る側なんで。ペプシじゃないですけど。
Akari:確かに確かに、めちゃくちゃ他人事でした今(笑)
Nishino:他人事でした(笑)
未来の歯科体験を生み出す
Nishino:でもこういうところから生まれていくんだと思うので頑張って行きます。そういうふうなまさに普及するような歯科プロダクトを作るって、やっぱり普及×医療っていうのはやっぱり課題だったと思うんですよ。薬はジェネリックが出たりとかして普及したんですけど、やっぱり歯医者の体験をチェーン化したりとか、標準化したりとか、ネットワーク効果働かせたりとか、そういうふうな思想を持った歯医者ってこれまで世界的にも成立してなかったってところをなんとか成立できるんじゃないかってところで今、導入クリニック6店舗で良い体験、良いマウスピース矯正の体験っていうのを模索しているOh my teeth今そういうチャレンジに向けて絶賛採用強化中です!
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まとめ
Akari:今日のテーマは意識低い人に売れるものが結局普及するみたいなところで確かに心理ですよね。なんかやっぱ人間って楽したい生き物なんだなというか、頑張りたいみたいな欲求はあるけど、結局続いたり選ばれるものは本当の深層心理で楽したいみたいなところに刺さるものなんだなって思ったので、そこをちゃんと捉えながらマーケティングなり商品企画なり、必要があるんだなって思いました。
ここまで読んでくださりありがとうございました!
本内容は、YouTubeで毎朝7時に配信しているので、チャンネル登録して聞いていただけると嬉しいです。では本日もOh!全開でいきましょう