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「質問力」を鍛えれば人生得する理由/良い質問のポイントとは


2024年9月6日、Podcast番組「Oh my week」第146回を配信しました。
今回は「質問力の重要性」についてお話ししました。
↓AIによる文字起こしは下にあります。

西野誠 / にしのまこと
株式会社Oh my teeth 代表取締役CEO 1994年生まれ。学生時代に物流スタートアップ「オープンロジ」にて創業期を経験。新卒でワークスアプリケーションズに入社し、大規模基幹システムの開発業務に従事。2019年10月、株式会社Oh my teethを共同創業。Onlab21st優勝。ICC D2Cカタパルト2022優勝。ICC DXカタパルト2024優勝。Forbes NEXT100 2024選出。

Nishino:おはようございます!Oh my teeth代表のNishinoです。

Akari:Akariです!Oh my weekは1週間で見つけたOh!な出来事・トピックをゆるく掘り下げビジネスや日常のヒントを探っていく番組です。毎朝7時に放送しているので、ぜひチャンネル登録して聞いていただけると嬉しいです。金曜日、おはようございます。今日は西野さん、Oh!なトピックとかテーマってありますか?

「質問力」について

質問するって難しい!

Nishino:Oh!なトピックかわからないですけど、なんか改めて難しいなと思っているのは「質問する」っていうこと。質問力なのかな?質問って冷静になんかちゃんとやろうとすると、ムズいなと思ったんですよ。

Akari:難しいですね、これは。

Nishino:なんで思ったかって言うと、2024年9月2日〜5日のICCの期間中、そのセッションに登壇してると思うんですけど、そこで登壇してる人と、リングサイドっていうか質問する側っていう、そういうセッションがある。で、リングサイドが質問をバンバンバンバン飛ばして、それに対して登壇者に答えていただくみたいなそういう企画に参加するんです。リングサイド側として。それで事前に質問とかを送ってくださいねみたいな風にお題があったと。それ考えてるときなんか改めて質問を考えてくださいって言われると、ムズいなと思って。なぜムズいのかと、そこからいい質問のポイントがこういうことを網羅してるといい質問なんだなっていう風に思ったことがあるので、それをお話しできたらと思います。

Akari:へ〜めっちゃ聴きたいです。

良い質問のポイント2選

1.聞く必要のない質問になっていないか

Nishino:まず1つ目が、「そもそもその質問に意味があるのか」っていうことを確認したいなと思ったと。2つ目が「良い回答を引き出すために過不足なく、ちゃんと情報が網羅されているか」と。要は良い回答を引き出すために、補足ちゃんとできてるかと。この2つ結構大事なんじゃないかなと思って、順番に説明します。
一個目がそもそも質問の意味があるのかっていうことで、これわかりやすく伝えておくと、今回はICCでこの急成長中のスタートアップのベンチャーにおける組織とかの課題を教えてくださいみたいな。そういう風なOh my teethの課題を教えてくださいっていう問いだったんですよ。それを経営者さんに対して質問するみたいな企画だったので、意外と書いてるうちに、なんかそういう自分で答え分かってるなみたいなとか、なんか相手から返ってくることも想定できるし、まあそうだよな、みたいな。例えば「リファラル採用は重要ですよね」みたいな。例えばね。詰まるところ、そういう質問になってて、「それは重要ですよね」みたいな…。

Akari:それってことは、「リファラル採用って重要だと思うんですけど、じゃあどうやったらうまくいきますか?」みたいなそっちを聞いていくってことですか?

2.良い回答を引き出すために熟考したか

Nishino:いい質問ですね。そうするじゃないですか。で、これ2つ目が効いてくるんですけど、良い回答を引き出すために、ちゃんと過不足なく情報を提供できているかみたいな観点が2つ目で、なんか当たり前のこととか、その人に聞く必要ないこと聞いてないかって話で、今の観点としては、「リファラル採用、どんなことやってましたか?」はなんかまあ答えてくれそうではあるけど、本当に芯を食った答えになるかって言うと怪しくないですか。もうちょっと踏み込みたいというか、何に困っているかが分からないじゃないですか。別にリファラル採用のとにかく目標を決めてリファラル採用率10%だってテーマ決めて、ちゃんとリファラル報奨金とか、リファラルご飯とかランチとかそういう制度を作って、しっかり丁寧に運用してますとかなんかリストアップさせてなんちゃらとか、なんか想像ができるじゃないですか。そのICCの会議って1対1の1on1とかじゃなくて、5対5みたいな感じだから、そんな1人に対して時間も取れないからこそ、さらさらっと言っちゃう可能性もあるから、さらっとした質問しちゃうとさらっとしか返ってこないみたいな。

Akari:これ、インタビューとかだと、1聞けば10返してくれるみたいなこともあるけど、確かにそういう環境だと的確に質問しないと欲しいものが返ってこない気がしますね。

Nishino:でもここまでやっぱ普段考えないといけないなと思って、普段の質問も。本当に悩みを求めてないといけないし、だから当たり前のこと聞いちゃいけないよねって当たり前なんだけど、それこそ。だから本音をもっと入れるとかも大事なのかな、ポイントとしては。ちゃんと課題を聞かれてるんだから課題を言わないといけないなって。

Akari:これって結構仕事中とかだと本当に困ってるからって全然聞けると思うんですけど、質問してくださいとか、講演会とか質問しなきゃいけない時ってそれ用に考えるから陥りがちなのって、やっぱ興味ないことを聞いちゃうみたいな。

Nishino:わかる。それっぽい事聞いちゃうみたいなことですよね。

Akari:そうすると西野さんが仰ったようなことになるのかなと思ったので、自分が気になることとか、やっぱ好奇心に基づいていないと。

Nishino:そう。それが1個目の「質問の意味あるの?」みたいな。

Akari:そうですよね。なんか飲み会とかでも興味ないなっていう人の話を聞く時って、なんか質問も興味ないんだろうなって思われちゃいそうな質問になっちゃうみたいな(笑)やっぱり自分が気になってないと相手にも伝わっちゃうし、良い答えも返ってこないみたいな。

Nishino:まあでも飲み会はコミュニケションっていう意味もあるから(笑)そんなに求めちゃうと逆に面白くない人みたいになっちゃうかも(笑)

Akari:「その目的なんですか?」とか聞かれてもね(笑)確かに。

Nishino:相手もそのノリだから、今回の場はあくまで真剣に答えるって話だから、こっちもガチンコだけど。改めていい質問ってムズいなと思ったっていう話です。でもじゃあどうやって質問最終的に出したかっていうと、とにかく自問自答。もう相手に成り切って答え考えてみて、こんなことが聞けたらとか、僕が思うことじゃない以上のことが出てきそうなものに最終的にしました。つまり、実は弊社でもこんなことがあってこうでこうでみたいな。こんな罠があったけどとか、明確に否定してもらえるというか、それよくないよとか、それ一見良さそうに思えるけど、実はこうなんだよって話聞きたいじゃないですか。そういう風な質問を3つ考えたって感じです。

良い質問にする方法

Akari:なるほど。そこまで結構考えると、めちゃくちゃ質問する時、長くなりがちな気もするんですけど…こういうこともあって、こうでこうで…こうなんですけどこれってどうしたらいいですか?って。それって簡潔に質問することも大事じゃないですか。それってどう両立したらいいですか?

Nishino:これフォーマットだと思ってて、長々話す人ってその背景をグワーッて話して質問するから何だったっけ?ってなるって話だと思って。別にちゃんとロジカルであれば多分長くても聞いてくれる気がしてて。フォーマットって言ったのは、質問自体はめちゃくちゃシンプルだけど、その後に背景を箇条書きで僕の場合は書きました。何か質問は普通に書いて、それを補足するように背景をポンポンポンっていう風な感じで…でも言ってることは分かります。けど、今回スライドに移写すタイプだったんですね、おそらくICCの場合。だから見ながらできるから、講演会の手挙げて質問とかだと確かに結構ムズい感じはあるけど、まあでもそれもフォーマットですよね。質問して一旦反応を見て、補足していくみたいな感じがいいんじゃないかなと思ってます。

Akari:ケースバーケースでその場に応じてロジカルにやっていくってことですね。

NIshino:で、その背景もちゃんと事実だけにするとか。その辺も結構ちゃんとやろうとするとムズいなって。

Akari:そうですよね。こだわればこだわるほど…

「質問力」を鍛えれば、きっと人生も変わる

Nishino:でも逆にめちゃくちゃ良かったなと思って。これ普段からやろうかなと思ったのは、やってる気もするけど、こういう風に自問自答していくと、より自分の中で本当深まっていくから当たり前なんだけど。だから思考しているという話なので、普通にやっぱこうだよなって冷静に課題を考えてみて、書き出してみて答えを考えたら普通に自分の中で分かってることも多いって話したと思うけど、じゃあそれやればいいじゃんと思えて、 やろうみたいな。

Akari:そうなんですね。自己完結というか。

Nishino:するする。やっぱりそういう意味でも「質問力」ってめっちゃ大事なんだろうなと思った。疑問を持てるのもそうだし、本当に大事なもの何なんだろうって考えて、深く深く考えてやっていくから、思考深い人って普段それやってるからなんだろうなと思うんですね。

Akari:自分でなんでなんだろうって考える癖が付いてるんですね。

Nishino:なんかそのエピソードちょっと思い出したからその話を次回したいなと思います。ぜひ、Oh my teethに対して鋭い質問じゃなくてもいいので、LINEで気になることがあったら質問いただけたらなと思います。

Akari:YouTubeのコメントとかでも話してほしいこととかを、ぜひあれば教えてください!ということで、本日もお聞きいただきありがとうございました。Oh my weekは毎朝7時に配信しているので是非YouTubeのチャンネル登録して聞いていただけると嬉しいです。では金曜日もOh!全開でいきましょう。

Nishino ・Akari:ありがとうございました!!

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