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【社内コミニケーション】相手に伝わる話し方の極意

2024年9月12日、Podcast番組「Oh my week」第152回を配信しました。
今回は「大人数相手にしっかりと伝えるやり方」についてお話ししました。
↓AIによる文字起こしは下にあります。

西野誠 / にしのまこと
株式会社Oh my teeth 代表取締役CEO 1994年生まれ。学生時代に物流スタートアップ「オープンロジ」にて創業期を経験。新卒でワークスアプリケーションズに入社し、大規模基幹システムの開発業務に従事。2019年10月、株式会社Oh my teethを共同創業。Onlab21st優勝。ICC D2Cカタパルト2022優勝。ICC DXカタパルト2024優勝。Forbes NEXT100 2024選出。

Nishino:おはようございます!Oh my teeth代表のNishinoです。

Akari:Akariです!Oh my weekは1週間で見つけたOh!な出来事・トピックをゆるく掘り下げビジネスや日常のヒントを探っていく番組です。毎朝7時に放送しているので、ぜひチャンネル登録して聞いていただけると嬉しいです。今日は社内コミュニケ ションの話を聞きたくて。なんかOh my teethもメンバー がめちゃくちゃ増えてきて、メンバー たちとどうやってメッセージを伝えてるかっていう話をしたいなと思っています。

Nishino:確かに気づいたら今月も9人入社してくれて、 80人超えたみたい な感じ 。半年前とか30人とかだったから、そう考えると倍以上っていう 。
3倍だ!なので伝え方を考えないといけないなと思っていて。結論、1対1でやり合うのも可能だけど、1日1人と話しても3ヶ月かかるっていう話なので。全社会、毎月1回 月初に「Oh!会」っていう 本当に全員、これは業務委託とか含めて集めてやるやつがあって 。そこでのスピーチが唯一、1対1で全員に話せる場になるので、結構それって重要だよなと最近思っています。今回人が増えて”この機会にちゃんと伝えるんだ”っていうことを大事にしたかったので 今回かなり気合いを入れて作ったりしました 。

Akari:なるほど。今回はそのプレゼンというか、”メッセージをどうやって伝えているのか”聞く会にしようと思うんですけど 、告知として最後に実際のOh!会でNishinoさんが話している動画を流したいと思ってますので、ぜひ最後まで 聞いていただけると嬉しいです 。

Nishino:意外と無いですよね、参考になるかなと思って探したんですけど。意外と無いっていう。

Akari:社内の機密情報ですもんね。

Nishino:そう そう。だけど、もしかしたら何かの参考になれば良いかなと思って。

Akari:普段 スピーチを作る時、全社会のどういうところを意識してるとか ありますか?

Nishino:これはもう、社内もそうだし、社外も取引先とかも。色々同じなんですけど 、具体的にどんな感じで作っているかっていうのを2つに絞ってお伝えします。1個目は 聞く人、ひとりひとり見て名前あるじゃないですか。参加者を見て、ざっくり3種類ぐらいの属性に分けるっていうグルーピングをするっていうのが、まず1個目の作業 。これがもちろん、そもそも3人 向けだったら、もう3人に対してやればいいんですけど 。今回のOh my teethの状況って今社員が80人超えてて、 Oh!会も100人近く参加するっていう前提だと、大体 3つぐらいの属性に分けるっていうのをやってます。これが1 個目で、2つ目はもうこれは「練習」って話なんですけど。そのステップで決めた属性になりきってみて録音したやつを聞き直すみたいな。なんかつまんないなとか、何を言ってるか分からないな。とか、なんかそれっぽいこと言ってるなー。とかそういうのが無いかっていうのを細かく見ていくっていうのがステップ2で。これをぐるぐる回すっていう。これの繰り返しで、完成度を高めていく。シンプルなんだけどこれ意外とやってない人が多いなって思った。

Akari:たしかに。何を伝えるかを考えるのはめっちゃ大事だけど、逆に聞く人の視点ってことですよね。

NIshino:うんうん。絶対これ言いたい!みたいなことばっかり考えちゃうんだけど、これを丁度先週「ICC」て日本でも最大級に大きいビジネスカンファレンスに行った時にも結構聞かれたりして。「社内でどんな話してるんですか?」って話した時に丁度あったから練習して「こんな感じでやるんですね」て結構言われたから、もしかしたら参考になるんじゃないかなと思って。

Akari:へ〜!気になったのは属性3つぐらいでっていう‥。具体的にはどういう感じで分けるんですか?

NIshino:これちょっと実際のやつをお伝えするんだけど、 イメージとしては例えば「 入った年次」2、3年目の人と今月や先月に入った人が数十人いるわけだけど、これでも2つできますよね 。もう昔からOh my teethのミッションとかを理解している初期メンバーか、最近入ったばかりの新メンバーか。みたいな感じで。あとはその切り口としてはOh my teethの場合に関して言うと、マネジメント層か、そうで無いかとか。自分が成長したいみたいなタイプか、それともOh my teethのミッションに非常に共感してくれて入社しているかとか。もちろん皆んなミッションに共感してくれてると思うんだけど、濃淡があるじゃないですか 。ちょっと 芽が出てるぐらいの人に対してだったらあんまり刺さらないよな、とか。これをステップ2の工程でやっていくっていうか。切り口としてはそんな感じ。レイヤー で分けるとか、年次で分けるとか。あと はそのOh my teethに入った動機 、モチベーション別で分けるみたいな。

Akari:そうするとなんかイメージ 難しそう‥。というのも、どっちとも取れるけど、どっちにしようみたいな人とかも出てきそう。

NIshino:まず前提として社内ピッチなので、真逆の人はいないと思っているんですよ。「2:8の法則」では無いんですけれども。とはいえ100人近いので全部分類するのは多分難しいと。なので名簿を見て8割ぐらいで終わらしてるかな。で、一応落とし所は決めるっていう。感覚でやってる感じです 。その属性を決めたら、その属性がどういう今モチベーションでこのオフ会に参加していて、どうなったら理想なのかっていうのを考えて、こういう状態に持っていきたいみたいな。今はこんな状態で、本当に入社して一週間とかの人もいるわけだから。さすがに今こういう不安で、なんかよくわかん ないよねっていうところから変えて。 なんとなくこうなって欲しいな みたいなものを考えるんですよ 。イメージとしては一緒になれば良かったって話ですけど。 結論今回の場合は書いていったら、こうまとめていったら、やっぱOh my teethの未来やってる事。これからOh my teethがやろうとしていること。入って皆さんがやることに対してわくわくし てほしいなっていう。僕の話を聞いて、少しでもOh my teeth入って良かったなとか。Oh my teethのやってることに対して、わくわくして欲しいなと思ったから。そういう感じで。だけど、これが違う場合もあるから。例えば、やる気がない人もいれば、やる気がある 人もいる。だったら、このやる気がない人に対してはやる気がちょっとでも上がるようにしてあげたり、やる気がある人に対しては、社会的意義を感じてもらえるようにしたり。

Akari:なるほど。これは本当に、その人がどう思ってもらいたいかっていう 相手の視点に立つみたいなところ 。でも出来るものなんですか?聞くとすごく簡単に聞こえてしまうんですけど、実際の人の気持ちってなかなか難しいじゃないですか。どういうプロセスでやってるんですか?

Nishino:以前とある経営者に聞いた時にミーティングは参加しないんだけど、「Slackはやっぱりまめに見る」って言ってたんですよ。まさにそれだなと思っていて。これって日頃からやっぱり知ってないと出来ないじゃないですか。その意識はしようとしている 。この人ってどうな の? とかどういう 動きしてんの?とか。誰だっけ?にならないようにっていうのはまず前提としてある。

Akari:今聞こうと思ってたのが 、 なんかマジックティップスというか。これ聞けば全部分かる!みたいなんですけど、やっぱり、地道にひとりひとりと向き合って、その人が何を考えているとか、ちゃんとSlackを見たりとかしながら向き合うことが大事なんですね。

Nishino:そうそう、最近AI議事録みたいなのがるんですよ。それがやっぱり革命的で 。 それ で全ミーティング僕は基本的に見える状態になってるんですよ、文字起こし で。なのでそれでハイライトだけちょっと見とかできるようになってて。 それで結構解像度が上がったり。 この業務委託のメンバーなんかこんな面白いんだとか。なのでそんな感じで努力はしないといけないと思っています。

Akari:そこもめちゃくちゃ努力されているんですね。

Nishino:やり切れていないんですけどね。意識としては日頃結局このスピーチのためにやるとかじゃなくて、日頃からそういうのやってたら出来るっていう。目的が提起できたらあとはもう練習パートなんですけども、自分のやつを録音してみて。3つに分かれるんだったら、 1つ目になりきって聞いてみると。ポイントとして、人 は録音すると何か喋らないといけないっていう性質があると思うんです。だから僕がやってるのは録音をパソコンで流してスマホのボイスメモで自分でツッコミを入れるっていう。ちょっと声を出して 突っ込むのがいいです!言語化した方がいいので!「眠くなってきたな」とか。 「今意識途切れました」とか、裏話してちょっと恥ずかしいけど、本当 にこれは大事だと思うんで。

Akari:それで、そのツッコミをまた聞いて改善すると。

Nishino:そうそう。 面白いな、とかつまらないなとか。”ツッコミを聞く”っていうのが大事。 これ時間かかるじゃんって思うかもだけど、例えば移動中とか。それこそICCの移動中とかで聞いたりして。

Akari:今思ったのはもちろん「How」も大事なんですけど、録音したものを流して、それにさらにツッコミを録音するっていうのも、試行錯誤しないとそこまで辿り着かないなと思っていて、それくらい色々突き詰めてたってことですよね。

Nishino:色々試しました。そしてもう一個、意外と 最初の1と2を絶えず高速にやった方が良くて、仕分けで時間かかるとかスピーチまで行かないとかは最悪なので、基本的には3割くらいで、3つぐらいのジャンル、それである程度できたらすぐ次に行くみたいな。スクリプトも書いてみる。
書き方に関しては過去にも紹介してるのでそこを参考にし頂ければなと思うんで。一番大事なのは聞いてくれる人がどう思うかなので、3割版でいいので、それに対して、沢山ツッコミをいれていく。そこを詰めていくいくことが大事。自分で突っ込むのは悪口を言えば良いんです。同じ事を繰り返してるなとか。でもそれでも良いから早く次のステップに行くことが大事。

Akari:最初の頃ってNishinoさん何回くらい往復して作ってたんですか?

Nishino:録音の回数で言うとたぶん10往復くらいはしてると思います。
全然変わっていってるし、でもそうやっていくと本当に完成度が上がっていくし、最初に決めた属性ABCがあったとして、自分とは遠い属性のものが出たりする時がある。そうすると、その属性を忘れがちになっちゃうんですよね。だから最後にもう一度見返してみて、全部のジャンルに通用するか確認をしていくっていう。やはり完成度が上がっていくと自分もノってきちゃうから、どんどん進んじゃうんだけど意外とそれが危険なので注意です。

※ピッチの本編はYouTube【13:18頃】からご覧いただけます。

Nishino:実はまだ続編があります!締まった感じがするんですけど、まだ続きます!これはぜひ、なぜそのパートを設けたのかとかそのパートがどんなものなのかとか、明日やらせてください!

Akari:はい、とういことで今回は2つパートがあったと思っていて、まずは相手の気持ちをレイヤーに分けて考えるということ。次に録音してツッコミをどんどんいれていくということ。そのサイクルのスピードをあげて回していくと、スピーチの精度が上がっていくところがポイントだと思いました。
私がやりがちなのが、ひとつひとつに時間をかけてしまいそうだな。と思ったので、そのあたりを意識してやってみたいなと思いました。

ここまで読んでくださりありがとうございました!
本内容は、YouTubeで毎朝7時に配信しているので、チャンネル登録して聞いていただけると嬉しいです。では本日もOh!全開でいきましょう!


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