見えない部分がOh my teethの未来をつくる。テックリードTerukiに聞く“サクッと感”の裏側とは
Oh my teethが目指す「未来の歯科体験」に不可欠なのが、不要な待ち時間や手間のない「サクッと感」。
その実現のために行っている一つが、LINEでのコミュニケーションやオンライン診療などのシステム開発や改善です。
今回はそんなOh my teethの「サクッと感」をつくりだしているテックチームのTerukiにインタビュー!
ユーザーが使う機能だけではない、サービスの裏側を支える開発のお仕事について聞いてみました。
ーーテックチームのお仕事内容を教えて下さい。
Terukiさん:Oh my teethの開発業務全般を担っています。ドクターのメディカルチームやストアメンバーのセールスチームなど、社内のさまざまなチームと連携していますね。僕はテックリードというテックチームのまとめ役として、ほかのエンジニアメンバーから相談を受けたり、開発全般の管理を行ったりしています。
ーーOh my teethにジョインする前は、従来の歯医者さんのシステムについてどのような印象がありましたか?
Terukiさん:不便さを感じながらも、Oh my teethを知るまではそれが当たり前だと思っていたかもしれません。僕のかかりつけの歯医者も予約は電話しかできず、問診票もiPadでできるのにスマホからはできなかったり。
ーーOh my teethが目指す「サクッと感」とは?
Terukiさん:“サクッと感とはこうです”とひと言で説明するのは難しいですね…!いろんな要素が組み合わさって実現できると思うので。ただ、テックチームが心がけていることの一つに「ユーザーがやりたいことをボタン一つで叶える」というものがあります。 ただスマホでアクセスできればOKではなく「2回操作が必要なら、どうにかして1回にできないか」というレベルで簡単にしたいんです。ステップ数は少なく、でもわかりやすく。このバランスが大切ですね。今後はさらに機能が増えていくと思うので、どう対応していくのかは考えるべきポイントです。
ーー操作の回数までこだわっているんですね!テックチームだからこその視点はほかにもありそうです。
Terukiさん:たしかにテックチームはセールスメンバーやドクター、技工士など各メンバーが何をどう使うか全体が見えている特殊な立場かもしれませんね!実際に各チームから「こんな機能がほしい」と依頼をもらうだけでなく、僕らから「こんなことできるけどどう?」と提案することもあります。最近だと、Oh my teethのLINEから絵文字が送れるようになりました。これまでシステム連携の都合で実現できていなかったのですが、ふと解決策を思いついて試してみたら成功して。開発としては簡単なものでしたが、やはり顔文字だと少し古い印象があったので、絵文字が使えるようになりセールスチームにすごく喜んでもらえました。
ーー反対に、一見ユーザーが気づかない部分での苦労もありそうです。
Terukiさん:そうですね。「誰もがサクッと使える」というのは実は大変で…(笑)。例えば提携ドクターのアドバイスをもらうための口腔内Webカメラアプリがあるのですが、古い機種で撮っても、最新のスマホで撮っても同じように撮影できるようにする必要があります。レンズの仕様といった物理的な違いもあるので、必要な場合は僕自身が直接ユーザーに対応方法を案内します。システム系の不具合は、開発チームが返信したほうが、作った本人が対応してくれているという安心感があると思います。作ったら作りっぱなしではなく、自分の言葉で伝えるようにしていますね。
ーー今のテックチームで注力していることはありますか?
Terukiさん:すでに必要な機能やシステムはできているので、今はさらにOh my teethが進化できるような基盤を整えています。ちょっと専門的な話になるんですが、サービスの作りが古いと、一つの機能で不具合が出るとほかの機能も共倒れしたり、手を加えられなくなったりしてしまうんですね。これを僕らは「レガシー」と呼ぶのですが、既存のレガシーな部分を新しくしつつ、これからの開発もレガシーになりづらいような設計を心がけています。直接的なユーザーメリットはありませんが、これができているかどうかで新サービスや新機能が作れる・作れないが分かれるので、未来のOh my teethのために密かにやっています(笑)。CEOのMakotoはエンジニア出身なのでこういった開発の重要性も理解してくれるのがありがたいですね。
ーー最後に、これからのテックチームの目指す未来を教えて下さい!
Terukiさん:ほかのサービスの追随を許さない、イケてるシステムを作っていきたいです。使いやすさだけでなく、テック視点での設計の美しさも含めてこだわるのがOh my teethらしさだと思うので。あとはそろそろ技術的発信もやっていきたいところですね!Oh my teethがいかにUXデザインに力をいれているかを、開発者にも知ってもらいたいので。これが直近の考えていることですが、やはり最終的には歯科矯正だけでなく、歯科業界を変えたいというのが僕らの想いです。だから将来的には「かかりつけの歯医者に行ったら、Oh my teethのプロダクトをつかっていた」くらい広がってるのが理想ですね。
【Oh my teeth HP】
【社員インタビュー】
【CEO西野のnote】
Edit&Text:Tomoyo Akasaka