順子順調! 脳と身体の連携プレー
順子(娘)の回復は順調!
言葉も大分戻り、コミュニケーションができるようになり
記憶も整理されて来て、記憶をたどりこれまでのことを色々話すまでになりました。
術後五日後を境目に、記憶がはっきりして来たこと。それまでは朦朧としていたこと。手術に入る前のこと。今の現状が起きることを覚悟していたこと。
順子は、今回自分に起きたことを全て受け入れていて、今の体の中の体験を少し楽しんでいるようにも見える。
早回しで、子供の頃からの成長を再体験しているような感じで
歩けるようになる。ご飯が食べられるようになる。言葉が話せるようになる。会話ができるようになる。
ほんのわずかな進歩が、ものすごく大きな歩みに感じられる
彼女はすごく自然体。
全て脳からの指令で起きていることなので、この脳と身体の反応がすごくよくできている
頭の中のスイッチが入ることで、動くようになる体。これも水道管を掘り進めるみたいに、一気に開通するのではなく、掘り進んだ分だけ水が流れる。
身体を動かすことで、脳の動きもまた良くなる。
方眼ノート1cmのマスのノートに、歌の歌詞を私が書いて、それを書き写してもらうということをやっていた。漢字やひらかなを形良く描くペン習字というやつ。
これ案外難しいもので、リハビリにとても良いかも。漢字も仮名も筆の流れや、構造、文字の意味があるから、アルファベットを書くのよりも頭を使う。
身体を動かすリハビリをする前の書き写しと、身体を動かして来た後とでは、写すスピードも、お手本を真似する集中力もグッと上がる。
わずか20分くらいの運動を挟むだけ。
昨日できなかったことが、今日できるようになる
今日できなかったことは、続けるその先にできるようになる
人間の体は、そういう風に設計されているのだなと。
それがうまく動くための、メンテナンスが、運動であり食事であり、気持ち良いと感じることであり、楽しいと感じることであり、自分が乗っている身体という船を信頼することであり、自然に起きる波のうねりや、雨や風、太陽の暖かさや、沈む夕日の美しさや、日が昇るエネルギッシュな空気に 沢山の力とメッセージをもらうということであり
今は、順子の船に乗船中な感じで、順子の景色を一緒に見せてもらっている。
多少かっこ悪いちっこい船でも、上手に乗りこなしていって欲しい。
私は、そんなに長く同乗していなくても大丈夫そうかな。
まあ、まだどの港で降ろされのかはまだわからないけども。
たったの1日で失ったものを取り戻すのに
その何十倍もの時間とエネルギーを注ぐ。
作り上げるプロセスというのは、時間が必要なんだなあ としみじみ。
ある日の病院食 野菜はグリンピースのみ! スープにも少し入ってた。(そして夜のスープは昼の残りが付く。つまり同じってこと(笑)まあまあ想定内ね。)
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