雲は少しだけ遠くになった気がするけれど、夏が終わって秋に変わるのはいつ?
サングラス失くした。
今までそんなに物をなくす方ではなかったのに、この間はイヤホンの右、今回はお気に入りのサングラス。
多分、置き忘れたとしたら、植物園に行った時のあのカフェだろうという予測がつくのだけれど、出会いがあれば別れもあるさっていう気分。
それに関して何かしようという気になれない。
旅立っていったんだなあ、って。
お父さんからサポーターみたいなのの丈を短くしてくれっていう依頼があって、指定の位置で切って短くしてあげたんだけど、真っ白で面白くなかったから、刺繍してあげた。嫌がらせか。
いろんなお店からのメールが既に秋冬物のお知らせに変わってきてるけれど、見るだけで暑そうでまだまだ触手が伸びない。目から入ってくる情報だけでも暑くるしさを感じる。オシャレに敏感な人は、もうすでにそういうの買ってるんだろうか。
まだ、無理だな。
近くの美味しかったサンドイッチ屋さんがなくなってた。でも人気があるお店だったから、移転したんだろうと思う。
ネットで見たら臨時休業ってなってた。ってことはまたオープンするのかなあ。だったらいいな。
昨日カフェでボーっとしてたら、ふと、この間見た映画のシーンが浮かんできて切なくなった。ボーンズ・アンド・オールの膝の思いっきり開いたジーンズを履いたティモシー・シャラメが、旅の途中、車を止めて遠くの地平線を見つめるシーン。
車を止めて降りた道路のアスファルトと遠くから香ってくる草の匂いまでして来た気がして、自分まで旅の途中のような気分になった。
ぼーっとしてはいたけど、あまりにも唐突だったので、ニュー・オーダーでも流れてたのかとも思ったけれど、定かではない。
夢に知人が出てくる時がある。
そういう時って、夢占いとかでは色々言うけれど、私が気に入ってる説は「あなた、この人忘れそうになってますけど、もうすっかり忘れてしまってもいいですか?」っていう確認のために、その知人の夢を見るっていう説。
何で今この人が?っていうタイミングで、そんな人たちの夢を見る事がある。
その夢を見るまでは、普段は特別思い入れもなく、忘れてはいないけれどその人に関して考える時間が減ってはいるなあっていう人。
って言うことは、一応、まだ忘れちゃダメだってことなんだろうか。
クラスメイトとか勤めてた時の会社のスタッフとか、不特定多数は忘れてるっていうか、意識もしてないし覚える必要もなさそうだから覚えてるわけもないけれど、何かしら接触があった人間はほとんど覚えている。
だから、この、忘れてもいいですか?的な夢に出てきた人ももちろん覚えてはいる。
だから、逆に、もうこの人は忘れちゃってもいいですよっていう合図なんじゃないかとも思える。覚えていても仕方ないから消しちゃっていいんじゃない?みたいな。
実際、現実世界にいる人間とあんまり接触する機会も少ないし、昔から人と過ごす時間が多いわけでもないから、こんな風なのかなあ。
映画の世界とか本の世界とかの人の方が、リアルに感じられるっていうか、こういう感じってどっか変なんだろうか。
心の隙間に入ってきて、思考の対象になるっていうくらいの生きてる人間って、そんなに多くない。
どうしたって、映画とか本とかの中にいる人間の方が魅力的だもの。
夢を見るっていうのも不思議な現象だし、どういう仕組みなんだろう。
化学的にとかじゃなくて、また得意の「どうして?」っていう意味で。
犬とか猫とかも寝てる時、足とか手とか耳とかピクピクして、そういう時、それを見た人が「今、夢を見てるんだよ」って言ったのを聞いた事がある気がする。
足をバタバタしてる時は走ってる夢でも見てたんだろうか。
タペタムがあるから夜は見えるけど、色に関しては少ない色しか見えないんだっけ?だったら夢は何色なんだろう?おんなじ様な色彩で見るのかなあ。
しかし、わからない事だらけだな。
夢を見てるのは自分のはずなんだけど、夢自体に関して一体それが何で、どういう現象なのかなんて、はっきりとはわからない。
続き物の夢を見る理由もわからない。
明らかに今夢を見てますってわかりながら見続けるのも映画を見るみたいで楽しいし、何なら見たいように方向付けしながら見ていくのも面白い。だからって、その夢を見ることに一体全体何の意味があるのかどうかはわからない。
やっぱりフロイトとかユングとかもそんなことが不思議で気になって、あんなに研究したんだろうか。2人の夢に対するアプローチは違ったけれど、まあ、どっちにしろ夢のメカニズムや夢自体の持つ意味なんて、はっきりとした結論は出ないだろうし、心理学者や精神科医みたいな専門家が研究してもわからないんだから、私にわかるわけないか。
でも、夢なんて誰でも見る事ができるのに、その現象に納得の行く説明ができないっていうのも、宇宙の果てと同じくらい不思議だ。
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