「力の指輪Season2」 サウロン、あなたはやっぱりサウロンだった。
台風が過ぎたせいか、昨日の夕方お散歩に行ったら、すこーしだけ涼しい風が吹いていた。なんだか秋の香り。
と思いながら歩いてたら、せみが最後の頑張りを見せて来た。ご苦労さまだ。
日曜だから映画を見よう大会は、昨日は普通に(何を持って普通としているのか不明)「力の指輪 Season2」を見た。
サウロンが人間だった頃を映像で見ると、なんだか変な感じがする。
おまけにあれはワウリンカ(プロテニスプレーヤー)似の、もうすぐ新しいシリーズが始まる、大好きな「窓際のスパイ」のジャック・ローデンじゃん!
えっ、掛け持ち?撮影期間がずれてるの?と思ったら、すぐに死んじゃった。
美味しい役だな。出てって言われたら、忙しくてもそのくらいなら出れそうだものね。地味っていったらあれだけど、シアーシャ・ローナンとジャック・ローデンとか、ジェニファー・コネリーとポール・ベタニーみたいな夫婦ってなんだかいい感じに似合ってる気がする。勝手な想像だけど。
一度はオークたちに殺されちゃうんだけど(この、まんまと殺されちゃう役がジャック・ローデンね)、まるで「インタビュー・ウィズ・バンパイア」のレスタトが、沈められた池の中でワニの血をくらって再生したみたいに、地中にドロドロの形状で流れ落ちて、ネズミとかムカデとか食してドロドロが固まった感じまで復活して、その後やっとお外にでて、案の定人間をカッ食らって人間の形状まで復活するっていうシーンがあったんだけど、それ見てるとやっぱサウロンって強いわけだと改めて納得。
その後、道の途中で出会った旅立つ老人とのお話きっかけで、老人達が乗る船にサウロンも一緒に乗ることになるんだけど、道中、でかい海中生物に襲われて船が沈没しそうになる。その危機を誰より早く察知したサウロンが、色々話してくれてた老人に、「何かにつかまれ!」ってとっさに叫ぶ。
叫んだけれど間に合わなくて、老人は船の中のでかい柱みたいなのに押しつぶされて、サウロンに「助けて」って言う。一瞬、「えっ?サウロン、逆にどうした、助けてあげるの?」と思ってしまった。
だって「何かにつかまれ!」っていうセリフも、サウロンのどこから出てきた言葉なのからしくないし、人間の皮をかぶってるから少し人間っぽい行動とか、考え方とかしちゃうのか、えーーー?って思って見てた。
でも、やっぱ押しつぶされそうな老人を助けはじなかったし、狙ってた老人が持ってる王家の紋章入りの巾着だけサッと盗んだ。
そんで、あっけに取られてる老人を残してさっと逃げた。
いや、そうでなくちゃ。
逆に、良かったよ。こっちは先にサウロンの人となりとか残虐非道な行為を知ってるから、ここで「情」みたいな優しさ見せられたらかなわない。
まあ、最初にアダル率いるオーク達に寄ってたかってボッコボコにされて殺された時は、ちょっとかわいそうねって思っちゃったんだけどね。
エルフ達も一筋縄ではいかない綺麗なだけの生き物でもないし、ドワーフの坑道も壊れそうになっちゃうし「ロード・オブ・ザ・リング」ではもうすでに見ることができなくなった世界も見れるし、ちょっとテンポが遅い気もするけど、まあ、色々見れていいかな。
一言あるとすれば、美術関係が弱い気がしてしまう。
小物とか衣装とか・・・。
特に「力の指輪」のデザインはアレでいいんだろうか。
「ロード・オブ・ザ・リング」映画版では、それこそ全てのビジュアルが好きだったものだから、なんか気になってしまう。おまけに大切シーンは色々と映画と見紛うばかりのショットが結構な量含まれてる。
それでいいことになってるんだろうか。
まあいい。
これは私の代のお気に入りのゴラム。大きさがちょっとあれだけど、彼の愛した指輪を持たせてあげている。おまけに岩についてるボタンを押すと、
「My Precious」って喋るんだよ。
最高。
札束つまれても、譲れない宝物。
もう20年近く大切にしてるんだー。
多分、世界中のゴラムファン(どのくらい生息しているのかは定かではないが)からしたら垂涎ものだと勝手に思っている。
ということで、今週もはじまったばかり。
1週間元気で楽しく過ごせますように!