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疲れがとれない。でももっと忙しい人もいるんだから贅沢言わない。偉いぞ、私。

オーツミルクラテに「シナモンをかけてください」と言ったら、元気よく素敵な笑顔で「もちろんです」と返された。ちょっと面白いなと思ってしまった。
「もちろんです」気にしない、気にしない。

最近、疲れやすい。
いいね、たまにはこういうの。
なんだろう、夕方近くになると腕を上げるのもめんどくさいくらいだ。

やる気も出ないし、そもそもやる気ってなんだろう。出さなくちゃいけないものなんだろうか。自然に出てきた時に享受するだけじゃいけないんだろうか。

でも、巷では栄養ドリンクや錠剤の類がたくさん売られているところを見ると、それに頼ってでもアゲていかなくてはやってらんない人もいるんだろうな。

しかし、そうまでして何かしなくちゃいけないってなんだかなあ。
むかーしは「連続徹夜自慢」とか「忙しくてしょうがないのよ自慢」みたいな人がたくさんいた気がするけど、今でもいるのかなあ。

最近の人たちはそんなでもないような気がするんだけど。
やりたいことやって、簡単になんでも片付けることができて、飄々と生きてますみたいな。ってことは、ああいう栄養ドリンクとかそれらは「そろそろ中年なんですけど」とか「それでもやることがあるんですけど」とか「そんでもって長生きしたいんですけど」っていう世代が大顧客なんだろうか。

「疲れる」みたいな単語を入れて検索したら、腎臓とか肝臓とかそういうのが疲れてるんじゃ?みたいな記事が出てきて、サプリの前に、やっぱ食べ物でしょうって書いてあった。

その中に、腎臓の負担を減らして丈夫にするっていう「キャベツに塩昆布を合わせて少し置いてから食べる」っていうのを発見した。
なんでもキャベツはキャベジンってのがあるくらいで胃腸にいいらしく、昆布は万能薬みたいな書かれ方だった。
昆布出汁とかもいいらしい。
塩昆布かあ、あんまり買ったことないけど買ってみるか。

ステロイドを含むいろんな薬を飲んでるから腎臓とか肝臓とかには気をつけなくちゃねの私だから、いいかもねーと思って作ってみた。

別に美味しいし食べられる。ただ、書かれてた量が半端ない。
それもよく読むと(最初からよく読んでよ)3食毎日と書いてあった。

!!!バナナが半分しか食べられない私にそれは無理。といってもこれは子供の頃からの思い込みで、バナナ一本食べたらお腹が苦しい。っていう感覚にずっと縛られてるだけなんだけど。あっそれとゆで卵ね。これも絶対1個しか無理っていう思い込み。
っていうかそうじゃなくても「塩昆布キャベツ」その量食べてたら、他のご飯が食べられない。うーん。ミキサーにかける?塩昆布味のキャベツ。なんか違う。

そっかー。でも同じものを毎日食べるのもあんまりよくないみたいなことも聞いたことあるし。どっちなんだ。悶々。

リゾートだな。

カフェでまったりしても、大好きな本を読んでも、映画やドラマを見てもなんだかスッキリしないってことは、もう、ここにいてはいけないのじゃないだろうか。

青い海、煌めく砂浜、色とりどりのフルーツとココナッツジュース、プールサイドで過ごす何もしない時間、熱かった太陽が沈んでから訪れる、ひんやりとした風が吹く夕暮れ、星の綺麗な夜。
あーーーー。たまらん。

その、作業デスクの上にあるまだ仕上げてないアートワークはなんだ。
その、今から作らなくちゃいけない額装作品はなんだ。
その・・・。
お疲れ様の原因はそれらなんじゃないのか・・・。
逃げてるな、現実から。

行けない。飛べない。南の島になんか行けない。まだ出来てない。

マンションの下を歩いてる人が、口笛を吹いてる。
たぶん、美空ひばりの「愛燦燦」だ。
わかる私もすごいが、口笛でわからせるその人もすごい。

どうせランカウイは雨季だしな。
別に雨季も好きだけど。
儘ならぬ。
儘ならぬのが人生なのか。
そうやって諦めていいのか。
あとどれくらい生きたら、好きなことだけやって生きていけるんだろう。
果たしてそんな日が来るのだろうか。
辞めてもいいんだけど、なんかまだやめられないんだよなあ。

まったく、矛盾した生き物だ。

タイトルがちょっとなんだかなと思ってどうなんだろう?と思ってたドラマがあって、でもいつも興味深いものを発信している方が面白いって言ってたから、それを見てみようと思う。
「私のトナカイちゃん」タイトルだけしか見てなかったら多分スルーしてた。




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