ラブレターを出して返事を待ってる気分なのに、よくよく考えたらまだポストにも投函していない。
今日はお母さんたち(簡易的なお仏壇?っていうか写真とか飾って、お茶とかお菓子とかお花とか置くスペースを作ってる)に上げるお茶を紅茶にしてみた。
お母さんが生きてる時、
「紅茶ってレモンを入れると色が金色に変わるわよね」って言ったのを思い出したから。
そうよね、そういえば当たり前のようにお茶をあげてたけど、私もお母さんも、そんなに緑茶って飲んでなかったなって。
どうしてああいうシチュエーションの場所には緑茶を上げるって思い込んでたんだろう。おまけにそのためだけにお茶の葉っぱ買ってた。不思議だ。
子供の頃、おばあちゃんとかがそうしてるのを見てたから、その刷り込みだろうか。
今日は2つのカメラをリュックに入れて、ちょっとだけ遠くの公園に行った。
ひとつはデジタルだからなんか遠くとか近くとかとって遊んだんだけと、問題は新しく仲間入りしたフィルムカメラ。
ファインダーを覗いて撮ろうとしたら、左の端っこにある縦の赤い点々が、全部チカチカ点滅して、あっ、これは取説に書いてあった、撮っちゃダメな合図だ。
とあった。
んで、いい感じよっていう時はその16ヶ所のLEDが1個もしくは2個だけ光るらしい。
ってことはこれじゃダメってことか。と、焦った。
うーん、じゃあAじゃダメなんじゃ?ってことで、シャッタースピードをいじってみることにした、
だめだ全部チカチカしてる。もうパニック。全然わからない。うそー。
あっちこっち眺めまわして、なんなんだよ!ダメなやつ?これってダメなやつ買っちゃったの?昨日はちゃんと1個しか点滅してなかったのに!と思って、ふとレンズを見ると、レンズの色々この線に合わせてねっていう白線が、斜め15度くらいのところにある。
へえーこういうのって一番上の中心にあった方が合わせやすそうなのにねって思いながら、ちょっと待てよ、もしかしてレンズがきちんと装着されてないんじゃ?
と、もうちょっと力を入れて回してみた。ら、カチッと小気味いい音を立てて収まるところに収まった。
そう大抵こういう時って、ものすごく単純な理由で、それでもって私のせい。
きちんと白線は真上の中心に来るんじゃん。
中古品ってこういう感じなのかなと思った私は、このカメラとレンズを作った人にごめんなさいする羽目になった。
そうよね、そうだよね。
で、おっ、1個になった。ってことでガシャコンとシャッターを切ってみる。
クー、嬉しいけど焦ったい。
すぐに見れない。どうなんだろう?どうなんだ。
昨日は、
フィルムカメラって、切手貼って出す手書きのお手紙みたいだ。
届いたかどうかも相手から返事が来るまでわからないし、返事が来なかったら届いたかどうかもわからない。
切ない。
と書いたけれど、それに付け加えて、おまけにそれがラブレターだとしたら、返事が来たとしても私のことが好きだと書かれてない可能性もある。って感じ。
もっと、切ない。
待つ身の辛さよ。
結構歩いたから疲れたのと、手首がやられそう。
ハンドストラップみたいのをつけて持ち歩いてたんだけど、これではもう無理。
首から下げるやつ買わないと、手首がやられる。
それに今日気づいたんだけど、ガシャコンってシャッターを押す時に、絶対ブレてる気がする。
手首がシャキッと保ててない。
これは問題だ。
まるで新しいスポーツを始めたみたいだ。
手首を鍛えて、脇を締めるのか、一体全体どうやったら微動だにせずシャッターを押せるんだろう。
課題は山積み。
なんでも新しいものに手を出すと、すぐには上手にできないものだ。
ま、だからいいんだけどね。
しかし、何か写ってるんだろうか。
写っていると言ってくれ。
返事をくれるなら「僕もあなたのことが好きです」と書いてくれ。
でなかったら、返事は要りません。
て、気分。
しつこく写したいものを選んで写しちゃうから、まだフィルムが残ってる。
まだ現像にも出せない。
本当に焦ったくて、まるで遅れてきた初恋みたいだ。
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