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ちょっとだけ「なんだよっ」って思う事と、ちょっとだけなのに「ありがとう」って思う事があった日。

今日も暑かった。
もう9月も2/3過ぎたっていうのに、どうした事だろう。
「暑さ寒さも彼岸まで」っていうのは、もう通用しないんだろうか。
いまだに冷茶とか淹れてしまう。

昨日はお月様を撮ろうと三脚を貸してもらったのだが、他のことをしている間に(そっちもなんだか思ったより上手く行ってなかった)どんどん時間が過ぎて、いざ撮ろうとしたら三脚の取り付け方がわからなくて、あせって三脚を立てたままカメラをつけようとして、どうにも収まりが悪く、なんだか首が座らない状態のまま取り付けられず、いじけて辞めた。

今日聞いたら、三脚の先についてるネジのついた金具をとって、それをカメラにつけてから三脚に取り付けて、その下についてるレバーでロックをかけるらしい。

いままで、他のものを撮る時に三脚を使ったこともあるのに、いつもセッティングしたものしか使ってなかったから、出来なかった。
情けない。本当に情けない。
そういうのにトロい方ではないはずなのに、昨日はなんだか堪え性がなくて、途中でやーめたってなってしまった。

今日は少しだけ足を伸ばした場所にバスでお出かけした。
行く時のバスの運転手さんは少し運転が荒くて、おばあちゃんが降りる時も何だか急かした感じで、降りたらすぐにドアを閉めて走り出した。
到着時刻に遅れて来たからか、運転も荒くて、時々こういう人いるよねって感じ。

その建物について美味しいパン屋さんに行った。美味しそうなパンをあれやこれや選んで、休憩しにカフェへ。このパンは三脚とお月様の撮り方を教えてくれたお礼。
このカフェにはディカフェのコーヒーはあるんだけど、ちょっとあれなので、他の飲み物を頼んでまったりKindle。
今日の読み物はアンソニー・ホロヴィッツの「死はすぐそばに」BGMは、Florian Weber の「Imaginary cycle」。 ECMから出たばかりの新作。ピアノと金管楽器で構成されてるので、静かだけど時々グッと来るアレンジがある。
いい時間だな。ノイズキャンセリングを発明してくれた人よ、誰かは知らないが、本当に感謝してる。ありがとう。

1時間くらい過ごして、そろそろ帰ろっかなあと。
一応、その前にトイレに行っとこーっと向かってドアを開けたら、その私が開けたドアに横から女性が滑り込み。
私はドアマンなのか?ちょっとびっくり。緊急性があるんだろうか・・・。
変わった人だなあ、まあ、私には緊急性はないからグッと冷静を装った。

バス乗り場に行って、バスを待ってるとさっきのトイレの女性がやってきた。
おっと、おんなじバスなのか?今度は自動ドアだから自分で入ってね。

バスを途中で降りて他のお店に寄り道。
お父さんへのちょっとしたお土産と他のものを買いに。そのお店は家からバス停3個くらいだから、買い物をしたら運動不足解消に歩いて帰ろう!と心に決めていた。
買い物が終わって、外に出た瞬間、挫折。暑い。無理だ。
小学生もバスを待ってることだし、私も待とう。

バス、涼しい。生き返る。
私が降りるひとつ前のバス停でおばあちゃんが降りようとした。
そうしたら運転手さんが、「あー、ちょっとまってください。ここはちょっと降りにくいから、もう少し前に出しますね」と。
聞いたか?行きのバスの運転手さん。
世の中にはこんな運転手さんもいるんだよ。
そして、そこで降りようとしたさっきの小学生まで、おばあちゃんの後ろに並んで、おばあちゃんがゆっくり降りるのを、ゆっくり待ってあげてた。

年齢とか職種とかその他諸々って、何の関係もないんだなとこういう時思う。
いい気持ちでバスを降りて、バス停1個分だけ歩いて帰った。

暑かったけど、バス停1個でも頑張った気分になれた。
運転手さんと優しい目をした小学生のおかげだ。
ちょっとした事かもしれないけれど、元気になれた。

今日もいい日だ。

そしてマジック9。いい日だ。

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