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行き当たりばったりな人。あっ、それ私。

ちょっとケチっぽいお話。
この間お出かけした時に、ちょっとおしゃれな文房具屋さんに行って「おっ、これ可愛いじゃん」と思ったものを見つけて、衝動買い。っていうか、いつも衝動買い以外のなにものでもない買い物の仕方なので、今回に限って言うのもなんなんだけれど、今回は反省した。

一冊のノートが可愛くて、それに組み合わせて使えるレフィルがあって、なるほど、いいねと。
いくらなんだろう?とうらっ返してみたら、700円って書いてある様に見えた。
メガネをかけても矯正できにくい目を持つことを言い訳にしても、確かにこの出来で700円ってことはないわーと、今、冷静に考えたらわかる。
それでもその時は「おー、そのくらいのお値段で買えるんだ!」とレフィルも2つ選んでレジに持って行った。

「4376円になります。袋はおつけしますか?」

えっ、よんせんはじまり?聞き違いか?

レジのこちらを向いた液晶にも4367と書いてある。

「袋もお願いします」

ちょっと錯乱状態。
700円のノート本体と500円のブックマークと、800円くらいのレフィル2つで、なんでそうなる?
雑に計算しても、2-3000円じゃないのか?でもお店の人が間違うわけない。

呆然とスマホでピッとして、お店を後にした。てくてく歩きながら「納得いかないわー」と思ったけれど、こういう時は大抵私が間違っている。

レジで金額を聞いた時確認すればいいのに、その時はランチを食べたすぐ後でお腹いっぱいで、全ての血液が胃に集結していたのも手伝って、あんまり考えることができなかった。
それに、そういう時になんとなく「別に、いいや」ってやり過ごしてしまう性分でもあるといえば、ある。

ただ、今回はなんとなく反省した。
だいたい、それらは日頃「欲しいものリスト」に挙げられてるものではないのだ。
ふらっと立ち寄って、ふらっと買っちゃったもので、いつもいつもそんなことをしてるから妙にものがたまるし、考えなしだし、その行為がちょっと美しくない気がしてしまったのだ。

以前、デパートでふらっとお財布を買おうとして(その時もお財布が欲しかったわけじゃ全くなく、ぶらぶら見てたらこれいいなって思っただけ)レジに持って行ったら、
「350,000円です」って言われて、その時は流石に、「うげっ、その値段だったらほかのブランドの欲しい財布がある!」と思って丁重にお断りした。

だから、そういうことよ。
他に欲しいものがあるんだったら、ちょっとふらっと見て「これ可愛いじゃん」と思っても買っちゃいけないってことだよね。無駄だ。
それに私が買わなくても、それが本当に欲しいと思ってる人に買ってもらえた方が、そのもの自体も大切にしてもらえて幸せなはずだ。

今回買ったノートに4367円の価値がないと言っているわけじゃない。
それを買った私の方に価値がないと言っているのだ。

おまけに2-3000円ならいっかーみたいな態度の私も、お金に失礼な気がした。

また一つ大人になったね。
好きなものをずっと大切に使う人ってかっこいいし憧れる。とか日頃言っておきながら、お前ってダメなやつ。

そのお店が入ってるデパートを出た結構な人通りがある通路の床に、直接車座に座って、まるでピクニックのようにみかんを食べてる中国人家族がいた。
ピクニックのようだけれど、ピクニックシートは敷いてない、直。

家族みんなで幸せそうに笑ってた。
良い旅を!




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