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去年買った金木犀、秋になったら咲きますように。

台風、来るのかな。
ベランダの植木鉢を片付けなくちゃいけない。
こういう時に思うのは、なぜにこんなに植木鉢を増やしてしまったのだろうという事だ。

同じマンションを外から見ると、半分くらいの人のベランダには何も置いていないように見える。
でも、半分くらいの人のベランダにはたくさんの植物が見える。
植物を置いている半分くらいの人は、今、私とおんなじ事考えてるんだろうか。
「なぜ、増やした?」それとも「可愛い植物たちを(迷う事なく)避難させてあげなくちゃ」なのか、どっちだろう。

昨日はお父さんから鳴り続けるワンギリランデブーじゃないらしき電話があって、「台風がきそうだから、ベランダのミカンの木の鉢植えを動かすの手伝って」だった。
テラコッタのデカめの鉢に入ったそれは、もはや1人では動かせない。
めんどくさそうっていうより「動かしてあげなくちゃ、僕の大切なミカンの木になにかあったら大変、大変。」みたいな感じだったから、あれは愛情なんだろうな。

私は行けなかったので、ご指名があったなぜかうちのお父さんと仲良しの、もう1人のデザイナーにお願いして行ってもらった。
ついでにフリーズドライのお味噌汁と、甘酒を持って行ってもらった。
食欲がない時があるらしいから、そういう時は甘酒でも飲んでたらいいんじゃないかと思って。
飲む点滴とかって何かで読んだし。
持って行ったそばから飲んでたらしい。
おまけに好きらしい。知らなかった。良かった、良かった。

去年買った金木犀の木は、そろそろなにか変化が起こってもいいのではと、勝手に思ってるんだけど、もっと秋にならないと蕾もなにもつかないんだろうか。
買った時から全然おっきくなってないようにもみ見えるし、葉っぱもそんなに増えてないようにも見える。
今年の秋のベランダは、金木犀の香りで満たされて幸せーみたいな状況になるはずなんだけど、何がいけないんだろう。
植え替えをした年は咲かないとかあるのかなあ。

「鉢植えの金木犀の花が咲かない原因はいくつかあります。ひとつは、剪定時期を間違えてしまうことです。金木犀の花芽は7~8月頃にできはじめ、この時期に剪定してしまうと花が咲かなくなってしまいます。そのため、夏場の剪定は避けるようにしましょう。」

園芸データベース

ということは、もう花芽はできてるはずなんだ。
剪定してはいないから大丈夫かも知れない。
ちょっと見てくる。

あっつい!

よく見てみたら葉っぱに隠れた枝のところから、ものすごく小さな葉っぱみたいなのがでてるけど、もしかしたらこれが花芽なるものなんだろうか。
だったら嬉しいんだけど、もうちょっとおっきくならないとよく見えない。
っていうかピントが合ってない。

葉っぱの新芽?花芽?

どうなんだろう・・・。検索、検索。
あった。

これがそうらしい。
こっちがうちの金木犀。枝のところにちょっとだけ似てるコブみたいなのが、一個だけ見える気が・・・。

ピントが合ってないけれど、似てる気がする。
信じよう。涼しくなって来たらきっとこのコブも「あっ、私、花芽だった」って気づいてくれるかもしれない。

向かいのマンションにちょっとした植物園なみの綺麗なベランダがある。
ベランダなのにすでに屋根をはみ出して育ってる立派な椰子の木が2本置かれてて、その下に季節の花を植えた鉢が飾られてて、いつも綺麗。
センスがいいのか、世話が上手なのか、まあ、どっちもなんだろうけれど見てていいなあって思う。
隣の芝生じゃなくて、まじでうちのとは違う。
どうしたらあんなに綺麗になるんだろうと眺めているのだが、なーんか違うんだよね。だからといって真似して椰子の木を買ったからって、ああなるとも思えない。

観察してて一つだけ気づいたのは、季節ごとに花を全とっかえするってこと。
そこが違うのは明らか。
わたしは、買ったらずっと育ててる感じ。育ててるっていうか、枯れないんだったら捨てられないっていうか、ラベンダーも、ローズマリーも生え放題になって来て、時々は剪定っていうか切って部屋に飾ったりもするんだけど、なんか不恰好。
それでも、捨てられないっていう。

苦手だなあ、植物。好きなのに苦手。
ひとつだけ上手いこと出来てるのは、ポトス。これはきっと誰でも出来るんだと思われる。伸びすぎたら切ってお水につけとくと、根っこがたくさん出てくるから、それを鉢に植えてあげるだけ。
それだけで、いい感じに増殖してくれる。

強い子だ。

金木犀が咲きますように。
そして、台風がそんなに激しくありませんように。


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