顔に書いてあるってよく言われるから、ポーカーフェイスが出来たら、ちょっとはマシになれるかも。
「思いがけない事」というのは「思いがけない」というだけのことあって「思いがけない事」なんだなあ。
何言ってるんだろう。
例えば、何か具体的に何かが起こった(階段ですっ転ぶとか)時もそうだけれど、ある出来事があって、思いがけず心が揺れ動くというのも「思いがけない事」のうちに入るんだろうな。
それと、今まで大丈夫だったのに今回はダメだったとか。
思いがけず心が動くという事に関しては、会った事もないし、直接の知り合いでもないのに、その人に何かあったのかもと知った時から心配になったり、その物事がどんな事だったとしても、うまく解決できるといいなあとか、思いがけず気にしてしまう自分がいたり。
今まで大丈夫だったのに今回はっていう方は、ある相手に今までは大目に見て来た事を、今回はダメですよそれでは、とメールを送ろうとしている事から来てる。
でもこれは多分「思いがけない事」ではなくて、こちらにずっと甘えてた事は多分あちらも若干認識していて、何も言われないからそのままにして見てみないふりしていたはずだと思うから、内容に関しての「思いがけない事」ではなく、私がそんな事を言ってくるなんてっていう方の「思いがけない事」になるんだろう。
私が怒った所を見た事がある人は、私が本気で好きで大切にしてる人だけだ。
どうでもいい人には全く怒らない。
何をされても(殴られたら殴り返すけど)何を言われてもなんとも思わない。
その人が間違った事をしてるのを見たとしても、別に注意もしない。
その事が、私の周りの大切な人やそこら辺にいる人に被害を及ぼすとしたら、その時はもちろん大切な人のために矢面に立つけれど、それ以外だったら別に興味もない。
冷たいんだろうか。
子供の頃お母さんに「□□ちゃんに、こんなこと言われた」(まあ、悪い方のことね)とか言うと、いつも同じことを言われた。
「その人のこと好き?」って。
「好きで仲良くしたいと思ってる人なんだったら、きちんと話さなくちゃね。でも、好きでもなんでもないんだったら、その人の事を考えるのも、言った事を気にするのも時間の無駄よ」って。
だから、それが癖になってるんだと思う。
そして「そういう人は、〇〇ちゃんが困ったり悲しんだりしたとしても、どうせ何もしてくれない人なんだから、そんな人の言うことを気にする必要なんてないでしょ?何かを気にしたり考えたりする時間があるなら、大切な人のために使った方がいいわ」と。
だから時々、言わなくちゃいけないんだろうなあと思った事でも、特に仕事関係だったら、元々好きも嫌いもないんだから(っていいながら好きな仕事しかしないんだけど)いっか、ってなったり、若干ムカツキながらも我慢してたりしてたけど、なんか嫌になった。
突然思いっきり見えないハードルを超えた。
自分でもどの部分のハードルを超えたのかはっきりとはしないけれど、あえて言うなら時間に対するの価値感かな。
最近、それがとても気になる。
カッコつけるわけでもないし、ただの間抜けなのかもしれないけど「〇〇ちゃんが、出来ることなんだったらやってあげたら?」って言ってたお母さんの声がいつも聞こえるタチだから大抵はそうしてるんだけど、もういいだろって時があってもいいよね?
そうそう、昨日からも見始めたU-NEXTのドラま「ポーカーフェイス」が、むっちゃツボにハマって面白すぎる。
内容的にはチャーリー・ケール(ナターシャ・リオン)っていう女性が、なぜだか100%嘘を見抜けるっていう設定で、その能力を生かして周りで起こるゴタゴタや事件を解決していくっていう感じ。
どうやって嘘を見抜けるのかは本人も確実にはわかっていない。ただわかっちゃう。系でいうとコロンボ系っていうの? 見ている私たちには初めから犯人がわかってて、それを嘘や証拠をかき集めて「あなたですよね」ってなるパターン。
このチャーリーがものすごくイカす。
若くて綺麗なわけでも、スタイル抜群なわけでもなく、髪型はティナ・ターナーの金髪(綺麗なブロンドではなくて)版みたいな感じで、トレーラーハウスに住んでて、いつもビールを飲んでて、ちょっとやさぐれてて、声はマイリー・サイラスかよっていうほどハスキーでかっこいい。
そんな感じなのに、正義感と責任感が強かったりする。
間違った事とか、納得いかない事を見逃せない。
そんで、最後は痛快に本当の犯人を追い詰める。
日本でいうと水戸黄門系かも。
これからもゲスト出演が豪華らしく、1話めはエイドリアン・ブロディがイカサマを働こうとするカジノホテルのバカ息子役で出てて、似合ってるんだこれが。
でも、こういう人が出ると全体的に締まるよね。お話も映像も。
むっちゃ面白かった。
各エピソードのお話は1話完結だから見やすいし、ジョセフ・ゴードン=レヴィットとかもゲスト出演するらしいから楽しみ。
本来なら出したくないメールを書いて、いつもだったらまあいいかって我慢してる感じの見えないハードルを越える事に決めた日だったから、夜くらいは楽しもうと思ってポーカーフェイスを見たら、チャーリーの大切な人のためには不正を許さない行動と、やさぐれてるの真っ直ぐな瞳に「そうだよね、いいんだこれで」って元気になったいい日曜日でした。