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モーリシャス座礁事故、その近くにある燃える島・レユニオン

インド洋の島国モーリシャスの沖合で貨物船が座礁し、事故から1カ月経った今も重油の除去活動が続いています。この事故でモーリシャスがどこにあってどんなところなのかを知った人も多いと思います。そのモーリシャスの近くには仏海外県のレユニオン島もあり、今回の座礁での影響が懸念されています。

私がフランス留学をしていた時、一番仲よくしてくれた子のお母さんがレユニオン出身でした。だからいつもごちそうになっていた料理も、どこかにレユニオンが見え隠れしていました。そのひとつがライチ。食後に会話を楽しみながらみんなでライチをもしゃもしゃ食べるんですが、その前にたらふくごちそうになっていたもんだからライチが入るスペースがないんです。でも「ライチは消化を促してくれるか」とお母さん。ゼロカロリー理論的な助言をいただきました。

ちょうど家に遊びに行った時、テレビで全仏ミスコンをやっていました。生放送だったと思います。友達ファミリーが応援していたのは、今住んでいるリヨンを含んだローヌ=アルプ代表ではなく、レユニオン代表でした。少し褐色肌の美しい方だったと記憶しています。

1年の留学を終えて帰国するにあたり、友達ファミリーはたくさんのプレゼントをくれました。その中にはレユニオンのバニラで作ったラムやレユニオンの写真集もありました。インド洋に浮かぶ島というところから美しい海や砂浜をイメージしていたんですが、燃えているんです。活発に噴火を繰り返す火山島ということを、その時に初めて知りました。

「いつか一緒に行こう」と言ってもらえたのがもう14年前。日本から行く方法を考えたところ、結構お金がかかるんだなと思っていたんですが、今となればそれだけの日数を確保する方が難しいように思います。コロナを抜きにしても。

遠い国。でも意外と身近な人や物がつながっているものだと思います。

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