短歌をつくる
壁伝い真暗の中を
掌で
産道歩むよ
光求めて
(かべづたいまくらのなかをてのひらで
さんどうあゆむよひかりもとめて)
善光寺にお戒壇巡り(胎内巡り)と呼ばれるものがあります。
本堂のご本尊の下にあるトンネルのような真っ暗な通路を壁に手を当てて進んでいき、途中にある極楽の錠前を探り当てられたらご本尊と繋がれるというもの。
こちらはところどころかすかな足元の灯りで見えましたが、元善光寺のそれは本当に真っ暗闇の中を歩くので本当に怖いのです。
これは母の体内から暗くて狭くて怖い産道を通り抜けて生まれてきたことをもう一度思い出すことになるそうです。