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海外でも漢字が楽々覚えられる12月の学び方!

海外で子どもの漢字学習を続けていくのは本当に大変です!
特に今の季節、キラキラ輝くクリスマスの華やかな雰囲気と漢字学習とのミスマッチを感じているご家庭も多いのではないでしょうか?

そんな中、ここサンフランシスコベイエリアで暮らす3年生の子どもたちに始めた漢字カフェ、盛り上がっております。
今月はクリスマスということで、いつも以上にのりのりです。
どんな仕掛けをしたか、今日は中から2つご紹介したいと思います!

1)漢字リズム音読をクリスマスソングにのせて歌ってみる!

漢字リズム音読は、その一行を読めば、
漢字の音読み、訓読み、ふりがなが自然と頭に入る音読文です。

全てが4拍子でできているので、せっかく12月なのでクリスマスソングにあわせてできないかとやってみると、見事!ピッタリはまるのです。

先週はジングルベルに合わせて。
今週は赤鼻のトナカイで。

今週の補習校の宿題ででている漢字「丁帳宿宮院笛礼」で漢字リズム音読を作り、それを赤鼻のトナカイのリズムに合わせて歌ってみました!
特別にその歌声を大公開いたします!

「♪チョウ チョウ 丁 丁 包丁 横丁 豆腐一丁 いち はねぼう ♪
 チョウ チョウ 帳 帳 通帳 記帳 はばへん 長いで 手帳の帳 ♪
 などなどなど♪」

※尚この音読文は小野ふじ子先生の漢字リズム音読を参考にふじ子先生に添削していただき、ミチムラ式漢字学習法も混ぜながら私が作ったオリジナルです。

※ 太字で書かれているのは、ミチムラ式eブックの漢字を部品の組み合として捉える覚え方です。

リズムに合わせて歌いたいから、気づくと何度も何度も何度も歌っていました。

楽しい✖️漢字=知らずに語彙が頭に入る/知らずに漢語が目に入る。
     ↓
ということで、日本では漢字を学ぶ上で当たり前にある環境(=漢語を耳にする機会、目にする機会が多い)を海外でも短期間で作れてしまうのです。


ある程度、漢字を使った熟語の音が耳に入り、音読文を読むため文字の形に何度も触れた後、今度は実際に漢字を見れているか、読めるか、書けるか確認していきます。

その方法として今日ヒットした工夫が、このゲーム、Charades!(シャレード:ジェスチャーで言葉を当てるゲーム!)です。

2)漢字シャレード!

アナと雪の女王2で、オラフ、アナ、エルサ、クリストフととなかいが暖炉の前でしているゲームご存じでしょうか?

それを漢字に応用してみました。
漢字を見ないで、他の人たちが説明する様子を見ながら何の漢字か当てるゲームです。
本物のCharadesは言葉を使ってはいけないですが、漢字バージョンは漢字の読みさえ言わなければ、部品の名前を言ってもいい特別ルールです!
詳しく説明しますね。

1. 今週の漢字を書いたカードの束をAさんがおでこにあてて持ちます。
(Aさんは何の漢字かわからない)

漢字シャレード

2.それを見た他の子が、漢字の形を伝え、Aさんに当ててもらいます!

とってもシンプルなのですが、
Aさんは漢字の形だけでなく、読み方も思い出そうという頭の使い方をします。そして、説明する方は必死で漢字の形をよーく見ます。

メリットは、
部品の名前を伝えると便利なので部品の名前を覚えようとすること。
部品の意味は表現しやすいので頭に入りやすくなること。
Aさんになった子は、を思い描いて正解を伝えようとすることで漢字の読みを思い出そうとできること。(漢字リズム音読で音として入っていたものが、「熟語」として使えるものとして分解される)
それがあっているか他の子も確認できること。

みんな必死になって漢字の形、部品、部品の意味、漢字の意味などを考えようとしてくれるのでとてもよかったです。

そして、レベルアップとしては、
Aさんは漢字がわかったら、その漢字を書いてもらうという方法もやってみました。
すると、書けるように、漢字の部品の形を体や言葉などでなんとかわかってもらおうとする様子もとても微笑ましかったです。
書いた字を見て、読みを確認したり、盛り上がりながら漢字の3要素である「音」「義」「形」すべて網羅できた気がしました。

まとめ

海外でお子さんの漢字学習を続けるのは大変なことだと思います。けど、ちょっとした工夫で親も子も、効率的に楽しく学ぶ方法はあることを、私は幸いにもマルチリンガル漢字指導法研究会で学ばせていただいております。

ポイントは、漢字を学ぶ日本では当たり前にある「漢語を見る・聞く」機会を実際に漢字を学ぶ前に、ちょっと時間をとって楽しい環境で提供することだと私は感じています。

そんな環境を作ってくれるのが、漢字リズム音読で、更に今回わかったのは、漢字リズム音読は、みんなが知っている4拍子の曲に合わせても練習できるということ。
季節の音楽に合わせて漢字リズム音読を歌ってみようとするとイベント感が高まるということ。
ミチムラ式漢字学習法で、漢字をある程度部品で捉えられるようになってくると、シャレードで漢字の「音」「形」「義」を楽しくゲーム感覚で捉えられる可能性が広がること!

よかったら、お試しくださいませ♪


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