![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/134704484/rectangle_large_type_2_879034916a0f78bd8c08b02775ccbd40.png?width=1200)
過小評価? 意欲的な失敗作? 大好きなアルバム、ザ・ローリング・ストーンズ『ビトウィーン・ザ・バトンズ』(1967年1月)について語ろう・その3
相方 続いてはアルバムB面の話を……。んん? あんまり乗り気じゃないような?
織田 うむ。大好きなA面でもって語り尽くした感が(苦笑)
相方 B面は語るネタがないと? 『ビトウィーン・ザ・バトンズ』ファンに叱られますよ(苦笑)
織田 ところでタイトルなんだけど、『ビトウィーン』なのか『ビトゥイーン』なのか時々迷う
![](https://assets.st-note.com/img/1711073498900-FgtjS5GuAE.png?width=1200)
相方 amazon見ると、過去にブレがあるようですが、目下のwikiでは『ビトウィーン』になってますね
![](https://assets.st-note.com/img/1711073631968-hrgF8myMLj.png?width=1200)
織田 本作のレコーディングエンジニアを務めたグリン・ジョンズによる『レディー・ジェーン』のカバーがいいんだよなあ。インド調の味わいたっぷり、ブライアンのシタールの名演入りで
相方 『ビトウィーン・ザ・バトンズ』の話をしたほうがいいんじゃないですか
織田 B面は『オール・ソールド・アウト』とか『コンプリケイティッド』とか、チャーリーのドラムのウケがいいですよね。世評では
相方 世評では(笑)
織田 A面の出来に比べて、B面の出来、曲の並びなどは、どうしても弱いと言わざるえない。『コンプリケイティッド』について越谷氏は「そのサウンドはアフリカ的とさえ言われた…」とか書いてるけど、そんな言われ方、リリース当時、ストーンズ・ファンの間でほんとにしたのかなあ
相方 ほかに書きようがなかったという? ひょっとして、いつも聴くときはA面だけとか……?
![](https://assets.st-note.com/img/1711082763982-0pQZwhWB6n.jpg?width=1200)
織田 いや、CDなんで全部通しては聴きますがね。『プリーズ・ゴー・ホーム』の声の歪ませ効果とか、『ミス・アマンダ・ジョーンズ』の、どキャッチーなサビの部分でニヤリとする感じで
相方 おっさんが一人、部屋で本当に笑ってたら気持ち悪いですがね
織田 まあ、心の中でですね。『プリーズ・ゴー・ホーム』は、ブライアンがエレキギターとメロトロンとテルミンをプレイしていて、『クール、カーム・アンド・コレクティッド』ぐらいの活躍ぶり……
相方 うーん、やはりあらためて聴いてみて、B面の地味感は否めないという(苦笑)
織田 のちにチャーリーが「なにかほかに方法はなかったか?」などと語ったようですが、確かにこのアルバム全体がそういう……。1966年の後半という時代、時流が為させた方法だったんでしょう
相方 ビートルズの『リボルバー』への対抗意識も働いて……
織田 次の『ゼア・サタニック・マジェスティーズ〜』も含めて後手後手の悪手ですね
相方 でも、好きなアルバムなんですよね
織田 なんだかんだ、ことあるごとに無性に聴きたくなるアルバム
相方 あらためて聴き直して、自分もA面の流れはけっこう気に入りました
織田 どポップですよね。ゆえに、ストーンズ・ファンが敬遠するわけですが
相方 ミックやチャーリーなど、ストーンズ自身も敬遠せざるえない、時代の徒花的なアルバムですね
織田 そういうことで
![](https://assets.st-note.com/img/1711077045037-2WmTkUsmtJ.png?width=1200)