「芸人は客や素人には手を出すな、プロと遊べ」。いかにも昭和の芸人らしい言に対し、「プロ」の意味を解してない令和の人間がいるようで……
あまり長々とは書かない。某人気時事系YouTuberの動画を観て(聴いて)いたら、「プロって、どこからがプロなのか?」などと言っていて……。
ん? プロの女は、まんまプロの女だと思うが、なるほど、いまは風俗の種類も多岐にわたっているからなあ……。と思いきや、どうもそういうことじゃあないらしい。
「プロのタレントの境目は……」みたいなことを言い始めて、マジかいなと。
「プロの女と遊ぶ」というのは、どう考えても、プロのタレントと遊ぶということじゃないだろう。プロの風俗であり、昔なら、芸者遊び(今もか)だろう。
自分は丸谷才一さんの文章などで学んだが、元来、儒教的に妻子持ちの男が外で遊ぶのはオッケーという。家(家系。念のためだが、“かけい”。“いえけい”ではない)を壊さなければ、オッケー。しっかり働いて稼いでいればオッケー。ただし、素人女に手を出すのはNG。
要はキレイに遊べということ。令和の現状、通じる話かは別として、歴史として知識として、そういう話には首肯ける。
ゆえに、「プロと遊べ」が「プロのタレントと遊べ」の意味になるわけがない。
松本氏は「タレントの卵に手をつけたからNG」なわけではない。中田氏はそういうことを言ってるわけではない。
まあ、こんなこと、あえて書くまでもないことなのだが……。