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写真集や雑誌などの紙媒体主義のスタンスにより、イメージDVDを出さないグラドルが増える中、「それを1枚だけリリースした(してくれた)グラドル&タレント」の名鑑

筧美和子
みーこ 1st Official DVD』(2014年9月リリース)
「イメージDVDを出したがらない」グラドルが増えたのは2014年頃から。2010年頃から始まったAKB48勢の精力的なグラビア進出、席巻が一段落し、王道グラドル勢の巻き返しが顕著になったが、女性誌モデルとの二刀流というスタイルが増加する中(一方で大手出版社との独占契約に類した動きも)、男性向けのDVDを出したがらない面々が次々に現れる。
そんな中で、『テラスハウス』の知名度で瞬く間にトップに上りつめた彼女は、ファンの危惧をよそに早々にリリース。「1st」のタイトルに反し、その後、2ndが出ることはなかったが、この動きはとても大きかった。

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武田玲奈
『WEEKLY YOUNG JUMP PREMIUM DVD rena』(2017年9月リリース)
2015年2月にグラビア・デビュー。あくまで本業はモデルであり、DVDのリリースは半ば諦められてもいたが(たぶん)、2年半の時を経て、満を持して実現。ファンからすれば「よくぞ出してくれた! さすがファン思い、性格抜群の彼女!」といった狂喜の感慨だったはず。いまだ売れており、必見と言っていい内容。

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■大原優乃
『You Know〜私は私の旅に出る〜』(2019年4月リリース)

歌手ユニットの活動を経て、グラビア・デビュー。あっという間にトップ・グラドルに君臨。事務所の先達で似た経歴を持つ浅川梨奈がDVDを出していたため、さほど危惧はなかったが、やはり、リリースの際は喜ばしく、一大トピックといえた。できれば、もう1枚(いや、2枚)と願いたいが、完全女優路線の現状、当面は望めないだう。

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菜々緒
『FOUR O'CLOCK』(2010年4月リリース)
日本人離れの極上の9頭身モデルで大ブレイクを果たす中、同年のレースクイーン・オブ・ザ・イヤーの獲得を経てリリース(獲得から1か月後のリリースなので、元々リリースは確定事項ではあった)。この手の「一発花火モノ」はおうおうにして、無難な作りに収まりがちなのだが(笑)、どうしてどうして、堂々男嗜好のエロに寄せた妥協なしの内容が素晴らしい。彼女の豪快大物ぶりはデビュー当時から確立されたものだった。

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■青木裕子
『Trip』(1997年6月リリース)
今日まで続く巨乳グラドル・ブームの嚆矢的存在にして、グラドル史に燦然と輝くレジェンド。本作は、1996年のフジテレビ・ビジュアルクイーン・オブ・ザ・イヤー受賞に伴う映像作品(当初はビデオ。のちにDVD化)。当時の人気、勢いを踏まえると、フツーにもっとリリースしていてもおかしくなさそうだが、正真正銘、本作だけ。本人志望の歌手路線に向けて、グラビア仕事は早々極力抑えるようにしたというのが実情だった。

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■香里奈
『infini』(2002年8月リリース
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2002年のフジテレビ・ビジュアルクイーン・オブ・ザ・イヤー受賞に伴う映像作品(同栄冠は同年で終了。同年の顔ぶれは、ほかに沢尻エリカ、市川由衣ら)。ハナから女優・タレント志向でグラドルとしての意気込みはまったく感じられなく、あくまで同栄冠付随のご褒美の性格的作品。それでも、プロポーション抜群ゆえ見応えシーンはいくつもあり、のちの主役級女優としての快進撃、ひいては、あの淫らな仰天写真流出の際は、セクシーボディの原点をしっかり堪能できるということで、話題のレアアイテムに……。

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■サエコ(紗栄子)
『babydoll』(2003年7月リリース)
2003年の日テレジェニック受賞に伴うリリース作品。正直言って本作を自分は観ておらず(今回紹介のほかの作品は全部観ている)、大それた感慨、分析は言えないが、確かに発売当時売れた印象はあるものの、はたして、内容のほうは特筆していいものか(苦笑)。あくまで熱烈なファン向けと言い切って間違いないだろう。

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■浅尾美和
『1st.DVD asao  miwa』(2007年4月リリース)
空前の浅尾美和旋風の中でリリース。先述した筧美和子の作品同様、「1st」と名づけられているものの、結局その後、続編が出ることはなく。内容的にセクシー重視のイメージDVDではなしにドキュメンタリー風であり(まあ、当然)、くだんのサエコ以上に彼女の熱烈ファン仕様(使用?)。2007年頃のグラドル・シーンは、巨乳ブームの流れがいったん微妙に落ち着き(アフターほしのあき、及び、2006年の日テレジェニックはあらゆる栄冠史上初の選出4人全員巨乳という事態etc)、多様化が見られた時期だった。

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