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『週刊文春』の一連の報道の原点というべき2006年4月の不審死事件。その事件を考えたとき、不意に浮かんだ天龍源一郎のあの話
30年ぐらい前にプロレスラーの天龍源一郎がテレビでこんな話を披露していた。
「ウチの団体(SWS?)のシリーズにミル・マスカラスを呼んだんだよ。事務所に素顔の外国人が来たんで、『ミル・マスカラスさんですか』と聞いたら『違う』という。そのシリーズは全員で3人の外国人が来ることになっていて、そのうち2人来て、名前を確認すると2人とも一致する。てことは、最初に来た外国人がマスカラスなんだけど、マスクをしてないせいか、認めない。外国人3人並んで話したんだけど、マスカラスは認めない。どう考えてもマスカラスなんだけど。困っちゃったよ(笑)」
大枠はこんな内容の話。マスクをなぜしてなかったかは話の中でウヤムヤになったような気がするが、プロレスならではのおっとりした話で(マスクマンの矜持も!)とても印象深い。
今回の『週刊文春』の木■事件(この呼称は自分は使いたくない)の原点の事件のあらましを知って、不意に自分の頭に浮かんだエピソードがこれだった。
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