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コスプレイヤーやティーンのホープがシーンを席巻する中、2021年秋、最高にエロくて痛快で目が離せないアラサーグラドル。15年近くひたすら我が道を歩み続ける金子智美とは何者なのか?(笑)

 アラフィフという年齢のせいか、長年グラドル関連のライターをやってきたせいか、ここ数年、とみに気になるのが30代以上の年長グラドル。あの子やあの子やあの子、「がんばってるなあ」などといろいろ勝手にシンパシーを感じ、その動向が気になるのだが(苦笑)、最近、特に目が離せないグラドルが1人。金子智美(かねこさとみ・31)だ。

 “18禁グラドル”や“最後の崖っぷちグラドル”などのキャッチフレーズでお馴染みの彼女。「グラドル金子智美、エロすぎてTwitter凍結」とか「”18禁グラドル”金子智美が初のバストトップ解禁!」とか「金子智美、理想の“ふしだらな”シチュエーション「見られると興奮する」」とか、刺激的なニュースの見出しで再三話題をかっさらっている印象。おもしろい。痛快。

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  2014年にイメージDVDリリース以降、順調に枚数を重ね、先だって発売の最新作『トライアングル~淫らな性活~』が17枚目となるが、実際は18枚目というのは知る人ぞ知る話。途中の1枚、諸事情により発売中止の廃盤扱いになっているからだ(あらためてここで触れる必要はないだろう)。

 このあたりの経歴だけでも十分おもしろいが、遡ると、彼女のスタート・ラインはAKB48の第一回研究生(2007年)。その後、すぐになぜかグループとしての活動を辞退。2010年4月、衝撃過ぎる内容のホラーVシネマ『マン・ハンティング』に主演し(金子さとみ名義)、いきなりヌードを披露。なんという先の読めない波乱の歩み!(しかも当時の年齢は二十歳)。

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↑とにかく悲惨で救われないストーリー。物語の終盤の十数分、彼女の胸はほとんどあらわという強烈な展開

 ただし、内容が内容だけに一般の世間からの反響、関心はほぼ得られず(少しでも興味があれば見ていただきたい。彼女の体を張った熱演は敬服レベル)。過去の無数の新人ヌードのパターンを踏まえると、そのままフェードアウトしていってもおかしくなかったはずだが、その4年半後、25歳の年に王道のグラドルとして見事再起を果たす。

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 前述のようにその後は順調にリリースを重ね、その間に、2017年のミスアクショングランプリ獲得。2018年には『ゴッドタン』(テレビ東京)に出演し、「第1回腐りグラドルグランプリ」でグランプリを獲得するなど、人気グラドルとして随時確実に爪痕を残していく(くだんの廃盤騒動は同年)。

 このあたりの変遷は、元祖崖っぷちアイドルの熊切あさ美に匹敵する歩みと言えそうだが、なるほど、あらためて考えてみると妙に納得も。その立ち位置や呼称を彼女自ら課して受け継いだのはけっして売名やギミックなどではなく、100%正しかったと言えそうだ。

 そんな彼女がマンを持して10月21日にリリースする写真集が、発売前からかなりの話題と注目を集めている。バストトップ初披露始め、彼女史上最大の露出というのがウリの内容。これを読んだ人の中には「ん? バストトップ初披露って、例のVシネで脱いでるんじゃないか?」とおっしゃる方もいるかもしれないが、あれは“金子さとみ”名義のもの。いまの名前では初めててあり(例のDVD廃盤騒動は当然無関係)、グラドルとして7年にわたり歩んできた中での集大成がこの写真集という解釈でいいのだろう。

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 以上が、目下、自分が関心を寄せてやまない彼女の経歴と現状だが、これで終わってはほかのネット媒体となんら変わらないものになってしまうので、こんな切り口を。以下の年表(wikiより)を見ていただきたい。

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 いまから32年前、1989年12月22日に起こったことだ。宮田線の廃止はともかく(いや、案外、重要だったりするのか)、歴史的有数の独裁政権・チャウシェスク政権の崩壊と、ベルリンの壁崩壊(同年11月9日)から43日を経ての画期的式典という2つの歴史的進展が表面化したこの日。そういった世界が激震した中で生まれたグラドルが、言わずもがな、彼女にほかならない。

 ひょっとしたら、彼女はグラドルの歴史を塗り替えるという宿命のもと、生まれてきたのかもしれない。ならば、自分は重要なグラドル史の一証人としての自覚を持ちつつ、引き続き彼女に注目していくことにしようか。

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↑本アカ以外のサブ垢。既存の概念にとらわれないスタンスと仕掛けが彼女の持ち味!

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