見出し画像

パックスアメリカーナの内なる敵

ニューヨークタイムズのクルーグマンのコラムでパックスアメリカーナが衰退しているように見えるのはなぜか解説されていた。

経済が衰退しているからと主張する人もいるがクルーグマンは違うという。為替レートで換算したGDPはまだまだ巨大だというのだ。ウクライナへの支援もGDPに占める比率は小さいがしっかりと支援体制はできている。対中国には最新のテクノロジー産業を封じ込める体制を構築していて効果を発揮しそうだ。

それではなぜパックスアメリカーナは衰退しているように見えるのか?

クルーグマンによれば政治家の問題だという。つい最近も下院議長が降ろされ議会は機能不全。民主党の極左と共和党の極右はウクライナが負けることを望んでいるとまで言っている。

まさに政治の機能不全という内なる敵がパックスアメリカーナが衰退しているように見える原因なのだという。

個人的には中露の連合とそれを支持するグローバルサウスの国々の力がG7を筆頭とするグローバルリベラリズムの勢力に圧倒しようとしていることが原因だとは思うが。ウクライナ戦争もウクライナは苦戦しているし。

いいなと思ったら応援しよう!