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vanishment
実は上り(発信)が太かった日本
コロナによってすでに技術としてはあったのにあまり普及されていなかったものが脚光をあびた。テレビ会議である。
しかもそのときにわかったのは日本の上り回線(発信)が太いということである。アメリカはブロードバンド大国とはいえADSL回線ばかりで、家から接続するときに回線が細かった。日本はNTTフレッツ光の営業が行き渡っていたおかげで上り回線が太いことがわかったというのだ。
上り(発信)が優位になっているという現象は回線そのものという物理的なことだけではないと思う。このところ漫画やアニメなどのコンテンツでも日本は発信が優位になっているのではないか。
日本はかつて翻訳大国でありコンテンツの受信者としての側面が強かった。日本からコンテンツを発信したいという欲求は昔からあったもので、優位にあるというのは喜ばしいことなのだが、海外から受信することがおろそかにならないことを望む。
異質なものを取り入れることで発信する際にも新しいものが生まれてくる可能性が高まってくるだろう。