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生成AIの進化とはヘーゲルの『精神現象学』で説明される現象ではないか
生成AIの進化が驚異的であると話題だ。人類にとって危険すぎて研究を止めるべきではないかとか、人類史にとって革命的変化を起こすので私企業による占有でなくコモンズとして公的管理されるべきではないかなどの意見も出されている。
ふと思ったのだが、生成AIの発展とはヘーゲルの『精神現象学』で論じられた世界と同一ではないのかということ。
生成AIは「記号接地」されていないのに人間知性と同じもしくは上回る回答を生成するのが不思議だと言う。確かに魂が意味を認識して文字列を排出していない。あくまでも統計的に確率の高い言葉で文字列が排出されている。
ヘーゲルは『精神現象学』で人間精神は原初的認識から認識それ自体が自己認識する「絶対精神」への進化するのが本質だと言った。生成AIで文字列があたかも自己認識するがごとく自己生成されていくのはまさしくそれと同じではないか?