7月に短期金利上げがないという意味では?
本日の金融政策決定会合で次回の会合で今後1〜2年の国債買入減額のペースを決めるということが決まった。
非常に慎重である。何しろ減額ペースを債券市場参加者にヒアリングして決めるというのだから。
確かに国債買入減額はそのペース次第では長期金利の急騰を招く。市場との対話を通じて混乱なく量的引き締めを実行するということは懸命なことである。
しかし深読みすると次の金融政策決定会合の議題は国債買入減額ペースに絞られたということであり、「普通の金融政策」であるところの短期金利の引き上げは想定されていないということではないか?
為替市場は具体的な減額の規模を示さなかったことを物足りないと感じたのか円安に推移している。
どうなることやら。