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神がいるかどうかを信じる前に

ふと思ったのだが神秘体験についてその真偽を問われた現代の知識人は、「神を信じるべきか」というよりも「神を信じることはいいことだ」という前提で意見表明していているようだ。

神がいようがいまいが、神罰を怖れて神を信じるほうが得だという功利主義的な考え方もあるにはある。

だが、科学主義的な知識人でも無意識的に「神を信じることはいいことだ」となんだか暗黙の前提で話をしているようなのだ。

その前提は合理的に正しいのかどうかについては僕もわからない。だけどその前提は強固なものとして実在することはどうやら確からしいのだ。

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