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自然利子率とか自然失業率とか架空の数字を計算するエコノミスト

ニューヨーク・タイムズのコラムでクルーグマンが経済学は他の社会科学と違って方程式が好きで架空の数値を計算するのが好きと揶揄している。

クルーグマンのいう「架空の数値」の代表例は自然利子率や自然失業率のことだ。この2つは特に金融政策と関わりが深くて、この2つの数値がどれくらいなのかっていうのはいつも注目の的だ。ジャクソンホールでも自然利子率についてパウエル議長が何か言うか注目点の一つだった。

結局の所、自然利子率も自然失業率も本当の数値は誰もわからない。わからないけれど政策当局は政策に合理的な根拠を与えるために数値をはじき出そうと悪戦苦闘しているわけだ。

全くのデタラメの指標を元に政策やるわけにはいかないのだから架空の数値を追求するのも許してあげなよクルーグマンさん。

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