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エッセイの種類について

エッセイといっても種類みたいなものがあると思う。

枕草子や徒然草、方丈記のような自分の日常から導き出された鋭い人生観を紡ぎ出すようなスタイル。

ジョージ・オーウェルやモームのようなジャーナリスティックな視点から社会を切り裂いていくようなスタイル。

モンテーニュのように膨大な古典読書から得られた哲学的断片集まで。

いろいろ種類はあるが共通するのは物事を批判的に捉えるというところだろうか。物事を批判的に捉えるというのは実は難しい。文章を書いた人間の批判が適切な批判的な視点ではなくてただの悪口雑言に堕することも多いからだ。

自分の体験から観察された事実を描くのでも、読書から想起された観念を描写するのも、主体的な批判的精神を持ってのぞみたいところである。

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