ドリームプランプレゼンテーション信州2025第1回ワークショップ(24.11.9)
「誰の」「どんな課題を」「どうやって解決するか」「なぜあなたが」
事業の立ち上げは、この問いを徹底的に考え抜くことから始まる。
どこから考えたっていい。
正しいか間違いかは問題ではない。
大事なことは、その思いの「強さ」と「明確さ」。
だれでも言語化は辛い。
一人ではできない。
「ドリプラ信州」は、プレゼンター、支援者のみんなで考えられる。
先ずは考えて、言語化してみよう。
ヘタな言葉でも大丈夫。
「なぜ私がこれを取り組むのか」
自分の中の小さな声に耳を傾けてみよう。
手塚 さん
誰の
今ではなく将来の、ここではなく都会の、自分ではなく他人からの、何かモヤモヤを抱えている大学生。
どんな課題を
行動を起こすための情報や仲間、ロールモデルに触れる機会がない。
どうやって
大学生、地元企業、地域が集う共同スペースを設立する。その場では、さまざまな人と偶発的に出会うことができ、情報が集まり、学生の背中を押す「何か」が生まれる。一緒に取り組む仲間が出来る。
なぜ私が
以前は高校、大学を適当に選んだモヤモヤの大学生だった。今は実践型インターンシップをきっかけに自分のやりたいことにチャレンジできている。これまでのイベント企画、探求学習における高校生へのアドバイスや対話の経験とスキルを活かしたい。
北原 さん
誰の
障害や病気、高齢により、出来ることが出来ない人。
どんな課題を
家に閉じこもっているなど、生きがいを見失っている。
どうやって
自宅を訪問し、作業療法士のスキルを使って身体的、心理的にケアする。道具による機能補助も行う。
なぜ私が
14年間病院で勤めるなかで、障害や病気により生きがいを見失った人と関わり、リハビリに寄り添い、回復する姿にやりがい感じつつも、病院では関われる範囲に限界がある。退院後でも、その人らしく生き生きと暮らせる支援を支援したい。
伊藤 さん
誰の
家事を完璧にこなしたい共働きワンオペの女性。
どんな課題
家庭内のタスクを一人で抱えすぎて、完璧に出来ない自分を許せず、自分を責め、旦那を責め、子どもを笑顔にする余裕を失っている。
どうやって
誰かに頼る選択肢をあたえ、家事の時間や手段、導線を分析して整理してあげる。
なぜ私が
共働きだが他人に頼れず、家事を完璧にできず人に負い目を感じ、泣きたくても泣けない、あの頃の自分を助けたい。
平出 さん
誰の
施設において医療的ケアが必要な重度の障がいを持った子どもたち。
どんな課題
施設では、時間やスタッフのリソースが限られていて、自由な生活が送れない。親や地域との関わり薄く、生活の能力を育めない。
どうやって
看護師として人工呼吸器扱った経験を活かし、子どもの体調管理を意識しながら、日常の生活を送れるようにする。日常とは、ご両親に会いに行ける、気軽に地域に遊びに行ける、それができる施設をつくる。
なぜ私が
施設で看護師として勤務していると、自由を奪われ、ただ時間を過ごすだけの子どもたちを見てきた。
そんな子どもたちに、できることを何かしてあげると自分自身もワクワクする。そして自分も勇気づけられる。
樋屋 さん
誰の
在宅療養されて「終末期」と診断された人で、家族サポートが弱い人。
課題
動けない身体が、何をしたいか分からなくなる。医療介護保険制度では、生きたい生活を支援できない。
どうやって
その人が「最期」の場所をどこで過ごしたいか、何を望んでいるかを聞き出し、希望を叶えるお手伝いをする。
なぜ私が
病院には看護の知識や技術は充実しているが、地域や自宅ではそれがない。最期の最期まで、その人のやりたいことをサポートしたい。
桂川 さん
誰の
叶えたい夢や挑戦したいことがあっても一歩を踏み込めない人。
課題
自分に自信がない。やり方が分からない。仲間がいない。
どうやって
一歩が踏み込めない人と実現に向けた道とを橋渡ができる環境をつくる。そこでは、夢を語れ、誰かに応援され、小さいチャレンジができる。
なぜ
人はやろうと思えばできる。だけど、ひとりでは出来ない。「私がいる」と伝えたい。