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「出居番ラジオ」が出来るまで⑤

こんにちは。みなみづかおおきです。
「出居番ラジオ」ができるまでと題して、私の軌跡を「事業創出」、「アントレプレナーシップ」、「エフェクチュエーション」といった文脈において重要視されている概念を使って言語化したいと思います。

「出居番ラジオとは?」は、とりあえず横に置き笑、本シリーズの最後の方でお披露目できれば嬉しいです。

その2 エフェクチュエーションの行動原理 後編

最悪の事態が起こった場合に起きうる損失をあらかじめ見積もり、それが許容できるならば実行すればよい、という基準で意思決定を行う。これが「許容可能な損失(affordable loss)の原則」である。新しいことを始める心理的ハードルが低くなる利点や、成功や失敗の体験が重要な学習機会となる、手段の制約から創意工夫を行う、価値観を自問するといった成功につながりやすくなる面がある。

吉田満梨ほか「エフェクチュエーション」

出居番ラジオを始めるにあたり、大事にした考えがあります。
それは、「失敗して当たり前。失敗を前提とする」
という考えです。

ちなみに結論を先に言うと、
第一回の収録は見事に失敗し、
音源はお蔵入り、まぼろし回となりました笑
うーん、マイクなどの音源環境は難しい・・・。

私は先ず、ラジオを始めることを何より優先しました。
そのため、始めるうえでのハードルは、可能な限り低くするよう意識しました。

具体的には、失敗しても痛くもかゆくもない状況をつくること。
この点におい「外部に迷惑をかけない」という点で線引きしました。

キヨミさんから、
「『いいとも』のようにゲストはリレー形式にしたらいかが!?」
という素敵なアイデアをいただきました。

しかし、第一回目で第二回目のゲストの存在を前提にすると、
一回目に失敗したとき、その方に迷惑がかかってしまうと判断し、
第一回目の収録は三人で完結できるようにリレーのアイデアをお断りしました。

次のハードルはお金です。
収録にはマイクをはじめ収録機材が必要になります。
出居番丸西を応援するプロジェクトとしてはじまった
出居番ラジオのコンセプトとして、
出居番丸西でリアルに収録することを大切にしました。
そのため、マイクは人数分用意する必要がありますが、
マイクを購入するには高額な投資が必要になります。

そこで、マイクをレンタルすることを選択しました。
これなら1本1,000円以下で調達でき、
機材や接続環境を試すことができます。

次のハードルは、気持ちの問題です・・・。
新しいチャレンジにはどうしても二の足を踏みます。
私の中では始めて、
自分の中から生まれた「やりたいこと」で、
その心境は、常に失敗を恐れる感情と一緒にありました。

そこで、第1回目は「失敗する」と決めました。
その失敗を経験値にし、次に向かって軌道修正することを
最初から前提にしました。

もちろん、適当にはじめるというわけではありません。
参考にできる新しいPodcastの番組を探して聴きながらイメージを膨らまし、
台本を作成して大きな流れはりょうえもんやキヨミさんとも共有し、
マイクの性能や収録方法について調べ、
可能な限りの準備を行いました。

「だから絶対大丈夫!」ではなく
「これでもきっと何かは起こる」と所与のものと考えました。

ハードルを下げるすべての目的は、一歩を踏み出すためです。

こうして、2024年2月18日(日)、
出居番丸西にて、記念すべき素人ラジオの収録がスタートしました。

続きは、次回。

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