酒を飲みたくない男
煙草は絶対吸えないが、酒は飲める。
飲めるが、「仕方なく」である。
貧乏な私は、ここ数年自宅で飲酒したことがない(※正月は除く)。
アルコールなどなくても生きていける。酔うのが嫌いである。
地元の同級生等と月1で飲み会をしていた時期がある(コロナの影響で休会中)。
「車で店に行き、飲んだ帰りは代行を呼ぶ」ことを繰り返す内、「代行の料金がもったいない」と思うようになって「俺はノンアルで」を通すことになった。あいにく私には他のメンバーと違い「嫁による送迎」が使えない。
酔わずに参加する飲み会は「酔っ払いが同じ話をリピートするのを観察する場」である。
「こいつ、この話先月もしてたな…」
「いや、毎月してるな…」
「何が楽しいんだろう…」
などと無慈悲に思う。
私からは何も話さず、黙って聞き続けている。別に「聞いてほしいこと」などない。「たわいもない雑談」、最も苦手で嫌いなこと。
どうしてもというときは、ビールを主に飲む。
味が好きとかいう理由ではない。度数が低いからだ。
飲み会メンバーは焼酎の水割り/お湯割りを好むが、理由がわからない。安く付くからだろうか?
飲み会の再開は、当分ないだろう。私にはありがたい。今は給料が安すぎて、会費が払えない。
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