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部屋のテレビがまだブラウン管の男

私の部屋のテレビは、まだブラウン管。
たまにしか見ないから、まだ壊れない。

今は多分売ってないと思うが、地デジ移行期には「地デジチューナー」があった。これを接続すると、一応番組が見られる。うちにあるチューナーはHDD内蔵で、録画もできる。

4:3の画面に16:9を映すので、当然上下が黒帯となる。

移行期はデジタルテレビは高価で、手が出なかった。
たとえジャパネットが「お持ちのテレビを下取りします!」と言っても買う勇気は出なかったのだ。

ツイッターやYouTubeを眺め続ける時間が増えたら、テレビ自体を見なくなった。
欠かさず見ていたtvkの「saku saku」が終わってしまったのも一因だ(なお、トミタ栞の卒業時点で「終わった」とみなしている)。

デジタル放送に移行した時期とほぼ同時に、「テレビを見る体力」が落ちた気がする。
我が家のあたりは元々「難視聴地域」で、アナログ放送も「共同アンテナ」で受信していた。デジタル波になったら「電波の指向性が強くなるので山の陰みたいな地域では受信できない」と判明する。そこで部落住民は金を出し合ってCATVに加入。これによって「NHK+ローカル局」しか見られなかったおらが村も「東京のキー局+tvk」が追加で見られるようになった。
なのに…若かった頃、見たくてたまらなかったはずの「フジテレビ」を私は見ていない。ちょうどあの頃に「新春スターかくし芸大会」がなくなってしまったせいもあろう。

ブラウン管テレビは、私の部屋でまだ当分現役だ。「紅白歌合戦」を見るくらいならハイビジョンの高画質はいらない。

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