わかものがほえたあとさき
色々と考え事をしていると、なんだか革命的な考えにたどり着いたと思うことがある。
すごいこと見つけたと思って、周りの人に言いふらしたくなってしまう。
得意げにたくさん話して、「そんなことあるんだね、考えたこともなかったよ」なんて言ってもらって嬉しくなって。
そうすると、さらに気分がよくなって、やっぱりすごいことなんだとか思ってしまう。
実際振り返ってみたら大したことはない。
忘れてはいけないことがあって、
何だかんだ得意げに話してたことって、振り返ってみると、
大抵は恥ずかしいことばかり。
その時その瞬間に恥ずかしくこととは思ってないのだから、覚悟して話すしかないのだが。
今思っている以上のことは話せないわけだし。
実際今書いてても、得意げな気持ちがないかって言われたら嘘になる。
自分はこういうこと分かってますよ、それでも書いてますよっていう気持ちでいたいわけだ。
分かった気になりたいので。
でも、実際分かっているわけないじゃないか。
中学生の頃ですら、何かしら悟った気になってましたし。
人生なんてこんなもん、うまくはいかないよねとかか言って。
だから、後から思うと、恥ずかしくてどうしようもなくなる。
あんなに分かっているって思っていたのに、全然わかってなかったわけだから。
今これは、後から恥ずかしくなるために書いていると言っても過言ではない。
言わば、黒歴史の溜めどころという感じだろうか。
後から振り返っている自分、これ読んでどう思ってる?
なんだよ、分かって気になりやがって、恥ずかしくて仕方ないわって思ってる?
大した問題ではない。
どうせ少し経ったら、分かって気になりやがってと思っていた自分を、また恥ずかしくなると思うので。
どこまでいっても恥ずかしくなるしかないのでしょうか。
もし、そうならなくて済むなら教えてもらいたいものだ。
でも、まあ恥ずかしくなれる何かが残っているのも一興ですかね。
まあ、気の済むまで、
ほえていくとしましょうか。