「使っていてちょうど良い」に一発でたどり着けたためしがない
タイガー魔法瓶の800ml入るマグボトルを使い始めた(リンクうまく出来てるかな)。水をガボガボと飲む人間にはちょうどいい大きさ。軽いし使い回しが良くて、かなり満足できる買い物でした。色もかわいい。『パシフィックビーチ』という砂浜みたいな色のやつにしました。
ぼくはどうも買い物が下手で、「使っていてちょうど良い」に一発でたどり着けたためしがない。マグボトルも今このタイミングではこれがちょうどハマっているけれど、ここまでに5個、6個と既に買っていて、道のりが長いなあと思う。
どうしても使い始めないと「こう使うのか」というのが分からない。その結果、自分の欲しいものが分かるためにはまず買ってみなければならなくて、最初の一回目で大満足に至れる率がどうしても低いのだ。
どんなに前提条件を出し比較検討した上で購入してもたぶん想像力が足りないのだろう、たいてい「なんかちょっと違うかも」が出てくるので、その観点を解決できる別の商品をまた買って、その商品としばらく過ごしながら使い方を学び、また新しい観点を加えて買い物をすることになる。
別の言い方をすれば、買い物をするたびに自分の欲望の形がよく見えてくるし、その物との付き合い方のフォームが洗練されてくるので生きやすくなっているとも言えなくはない。こうやって物事を言い換えながらぼくは今日も明日も明後日も散財し続けていくのであった。