二日酔いの朝

昨夜は会社の飲み会だった。

昨夜というか、15時くらいから飲んでいた。帰りは電車が動いている時間だったものの、完全なる酩酊状態にあり、最後に食べたラーメンが、今にも飛び出さんばかりであった。その状態で辛うじてシャワーを浴び、歯を磨き、ソファに落ち着くと、そのまま2時間あまり寝てしまった。

目を覚ましたのは27時で、慌ててベッドへ横になるも、なかなか寝付けなかった。水を飲みに起き上がったり、トイレに立ったりしながら、落ち着ける体勢を探った。しかし、子供達が突撃してきたり、蹴飛ばしてきたりして、やはりなかなか眠れなかった。

朝になり、子供達を起こすと、即座にマシンガントークが始まった。飲んで遅くなった翌日は、決まってベッタリ甘えてくるのだ。ふたりがそれぞれ別な話を同時に展開してくるので、マシンガンどころかガトリングガントークといった様相だった。

だが、残念なことにお父さんは二日酔いである。ガトリングの弾によって、確実にダメージを蓄積されていった。それでも、努めて優しく、丁寧に接することを心掛けた。普段から心掛けるべきなのは承知している。

昨夜の報告や、夢の話、全く何の話だか見当もつかないような話を機嫌良く私に発射しながらも、子供達は手早く準備を終わらせてくれた。私も何とか身支度を終え、オテテを繋いで家を出るも、やはりまだまだ話し足りない様子だった。

「すずめ、すばやい」と、謎の報告をする上の子。

「コップノシロイナガイノヒモノ…」と、何が何だかわからない下の子。

それぞれを保育園に預けた後、お父さんはヤニクラでフワフワしながら出社した。

眠い!

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