[プチブロック]│第五次ブロック沼の深さ
深くそして重い。
事の発端は今月１日にまで遡る。そろそろヒロイックなロボットを作りたいと思い、カッコイイ頭部を模索していた。しかし組んでは崩しの日々が続く。
１週間後――最早当初の面影はほぼ無くなっているが、理念は全く揺らいでいない。誰が何と言おうと、揺らいでいないのだ。
形が決まればその先は早い。しかしそれはある一定の部分までの話である。
ザクザクと組み続け、11日には片腕片足の完成が見えてきた。
爪先まで作り、重量の確認などを行っていた。この辺りは組んでいて楽しかった。この辺りは…。
必要なパーツを買い足したのが17日。
しかし再び組まれるのは21日であった。脚部は７割ほどバラして組み直しになった。特に股関節の構造は難しく、今でもまだ迷っている。
以前にも１度やってしまったが、ボールジョイントが過負荷により折れた。修復は困難なので、捨てるしかなくなる。何かに使える気もするが、改造パーツは使わない派なのだ。
そして現実逃避。そもそもプチブロックが現実逃避なのだから、現実逃避からの逃避となるわけで、最早わけがわからない。
そして２度目の脚部構築。どう考えても長過ぎる。
立たせてみるとそこまでではないが、それでもやはり長い。そして何だかカッコ悪い。
隣で無邪気に「何か」を組む我が子が羨ましい…。