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上の子と東京キャラクターストリート
4度目の緊急事態宣言が決まった。この梅雨の時期に。
つまり子供たちのエネルギーを屋内で発散させなくてはならない。そんな厳しい状況の中、本日は空が明るかった。出かけるならば今日しかない!というわけで上の子と「東京キャラクターストリート」へ繰り出した。昨年末に引っ越す前は歩いて行けたのだが、今は電車を乗り継がないと辿り着けない。子供にとっては結構な「おでかけ」になるだろう。
更にエネルギーを絞り出してもらうために、昼寝は無しである。簡単な昼食後に我々は取るものも取り敢えずといった感じで家を後にした。
昨晩、なかなか眠らない我が子に寝てもらうため、今日の予定を伝えていた。「おでかけしたかったら早く寝ようね」と。それを生きる糧にして眠りに就いた我が子は、私が起床するよりずっと前から、「おでかけ」に向けて気持ちを高めていたようで、夏のアスファルトを駆け抜ける…かに思えたが案外ゆっくりスタートしていった。今日は暑すぎる。
そうして意外にもダラダラと向かった先で最初に足を止めたのはガチャガチャコーナーだった。
我が子はコインを入れてカプセルさえ出てくれば中身には割と興味がないようだが、今日は結構真剣に吟味していた。最終的に「仮面ライダーカブト」の写真に惹かれてこちらをプレイした。因みにカブトは私が好きな仮面ライダーなので、ここ最近は毎日1話ずつ見直している。
目当ての景品は出なかったものの、我が子はその「しらないかめんだいだー」の景品を握り締め、次なる店舗へと歩を進めた。
その流れで「仮面ライダーストア東京」へと向かい、列に並んだ。こんな状況なので多少の入場制限があるのだ。
残念ながら立っていたのはカブトの次に放映された電王だったため、我が子の反応は薄かった。
またグッズにもあまりグッと来る物件が無かったようで、ひとまず何も買わずに退店した。
次に向かったのは「ウルトラマンワールドM78」であるが、こちらはトリガーの初放映日ということでライダー以上の行列だった。
皆さんの目当てはこのあたりのグッズだったようだが、何しろ私はトリガーを見ていないしティガも観なかった。何故なら私はグレートが好きだからだ。そういうわけで我が子の反応も薄く、しかしそれでも頑として入店したがった。
暫くして通された店内は、やはり最新グッズ激推しといった様相で、我々親子が惹かれる物は多くない。「ナノブロック」だけは少し欲しくて手を伸ばしかけたが、買ってしまうと地獄が待っているので、鋼の心でこれを抑えた。
満足そうにしている我が子の買い物かごをチェックしたら、エースとゼロの指人形だけが入っていた。なんて慎ましやかな子だろうか。私の好きなエースを押さえているところがニクい。
結局この2点のみを購入して店を後にした。今日イチ単価の低い客なのではないだろうか。
我が子はしきりに「ぷりきや」の店に入りたがったが、私は断固拒否した。大きなお友達がひしめき合う中を縫っていく勇気が無いし、何より全く何の知識も興味も無いので、楽しませてやる自信が無い。
しかし我が子は意外と聞き分けが良いので「リラックマストア」に入店することで何とかお茶を濁すことに成功した。それどころかヌイグルミやら文房具屋らを手に取っては棚に戻すという小生意気なムーブをしながら堪能していた。何せ下の子とリラックマの取り合いをするくらいのファンなのだ。
妻へ向けてのお土産を買い、店を出た。
最近お気に入りの「ちみっこぐわし(すみっこぐらし)」はヌイグルミに目移りしまくっていたが、結局何も買わずに退店した。何か買わないと出られないというタイプではないので、お父さんはとても助かっているし、安心してウインドウショッピングを楽しめる。
ワイルドスピードの限定ショップも出ていた。私の妻が好きなのだが、私は殆ど見たことが無い。金庫をワイヤーで引っ張りながら走る話を覚えているような気がする。
その後はまた仮面ライダー関係を色々と物色し、「仮面ライダーストア東京」のお姉さんたちに「おかえり」と迎えながら再入店した。散々見てまわった挙句に少しだけグッズを購入し、帰ることにした。我が子はゼロワンのベルトに釘付けだったが、コレは買ってやるとしても誕生日まで引き伸ばしたい。というか可能な限り避けたい。
おわりに
帰ろうと思ったところで妻からメールがあり、確認すれば下の子を連れて出かけるとの旨が記されていた。我々も疲れてはいたが合流することにし、夕食を済ませて帰ろうとしたら引くほどの雷雨に遭遇した。
最後の最後でドップリと疲れる一日であった。
家に帰る直前だけ「おうちかえらなくてもいい!」という独特のグズりがあったものの子供たちは疲れ果ててグッスリである。そう言えば上の子は、外出先でのトイレを初めて完遂できた。以前キャラクターストリートへ行った時にはまだベビーカーに乗っていたわけだから、子供の成長と言うのは本当に目が離せない。
キミたち、我々は疲れた甲斐があったよ。