[プチブロック]│完成する喜び
何かを作る喜びと、それが完成する喜び。
長く浸かり続けた沼を遂に脱した。プチブロックにて５つめのロボットが完成した。「完成」と決めた瞬間の高揚は、何物にも代えがたい。
まずは素立ち。何だかんだ言って素立ちが決まらないとどうにもならない。
今回はヒロイックなロボットを目指し、配色やプロポーションを決めて行った。
３列で作ろうと決めた頭部は、完成までかなりの時間を要した。３列にしたかった理由は、何と言っても赤いチンガードだ。ガンダム的なアレである。しかし３列にするとツインアイはどうしても格好良くならず、結局モノアイのような感じになり、それが正義の味方っぽいかと言われると返す言葉も無い。モノアイガンダムってのも一応存在するにはするが…。
今回特に気合を入れた脚部。一部のスカスカ具合や全体的な纏まりについては少し目を瞑る必要がある。パーツが増えたら真っ先に改修したい部分である。しかしプロポーションは悪くないのではないだろうか。強度や可動域も申し分ない。
背面。特筆すべき点は無いが、悪くはないと思う。腰には２振りの短刀をマウント。
背中の中心部分は左右非対称にすることでカッチリと組み合わさる。このアイデアは今回使いたかったもののうちの一つだ。この部分だけ見るとかなりガンダム感がある配色。私はアーリーウイングが好きなのだ。
続いて可動域。前述の通り脚部はかなり柔軟に稼働する。大型になってしまった上にハイヒールなので安定性はイマイチだが、すぐに倒れてしまうということは無い。特にこの膝立ち状態ならまず倒れない。
脚部アップ。伸ばした状態よりも良く見える。
当然、正座も余裕である。
背面から見ても違和感なく正座できている。
上半身は、短刀を引き抜く動作ができる程度には柔軟だ。腕の付け根だけは少し窮屈だが、それでもかなり動ける。
アップ。手首は小さく済ませたかったので、あまり凝った造形にしていない。
構え。短刀を持たせる為に少し（1*3逆スロープを２つずつ）だけ組み換えをしなくてはならないのが難点だ。
股関節の構造。これだけ見てもよくわからない。組んだ私にもよくわかっていないが、思い付いた時には天才かと思った。稼働と強度を両立しているのはこの股関節あってのものだ。地味ながらロック機構なども多少ある。
どこかで見た勝利ポーズもソツなくこなすぞ。
始めてマトモに作った武装。特に何も考えていないので、持たせることさえできない。
勝手に飛んで行って勝手に攻撃してくれる都合の良い武装だと思っておこう。普段ガンプラでも滅多に武器を作らないので、このあたりは完全に勉強不足だ。
以前作った大物とほぼ同じくらいのサイズだった。パーツ構成は随分違うのだが、自然とこれくらいのサイズになるようだ。
搭載する気は無かったのに搭載してしまった変形ギミックは、多分後日ご紹介する。今はとにかく完成したという達成感と解放感に浸るのだ。