[プチブロック]│買えなかった最新作
まさかの新作が発売された「プチブロック」
新作なんてそうそう出ないだろうと踏んでいたので非常に驚いた。新たに深海の生き物シリーズが4種類発売されているようで、これまでになかった新規パーツやカラーも含まれている。えらい気合の入りようだ。
結局また何度目かの緊急事態宣言延長が決定し、気ままに外出できるような日常が戻る見込みは当分無い。家の中で遊べるグッズへのニーズはそうそう弱まらないということだろう。
私はというと、作ろうとしている物がどうも上手く形にできず、何だか投げ出したい気分になっていた。そんな折に今回の新商品発売とあって、俄然意欲が湧いてきた。
勢いに任せて組み上げた試作
最大の懸案事項であった股関節部分の構造を子供と入浴中に閃き、そこから一気に手が進んだ。グッジョブ我が子。
新商品など一つも手に入れていないにも関わらず、それだけモチベーションが上がったのである。実際手に入れたらどれほどのことになるだろうか。…ということを検証すべく、今日はダイソーへと向かったのである。
戦利品
結論から言うと、新作など1つも手に入らなかった。目にすることすら叶わなかった。多くの在庫が吊られている棚の隅は根こそぎ抉り取られ、ただ虚しくその支柱が輝くのみであった。これが緊急事態宣言の力だと言うのか。
隣駅の店へ行けばまだ望みはあったが、しかし今日は一家総出である。プチブロックだけのために移動を強行するのは気が引ける。
そうして私は既存のキット3種3セットを購入し、項垂れつつダイソーを後にしたのであった。こんなことではモチベーションなど上がろう筈もない…かに思えたが、全くそんなことは無かった。何でも簡単に手に入る世の中だからこそ、こういう刺激が思わぬ結果を生むこともあるのだ。
左が改修前、右が改修後
却って意欲的に取り組むことができたのである。これまでは両脚の根本位置が離れており、その結果腰部分がかなり膨れていた。それはそれでデザインとして悪くはないと思っていたのだが、しかし私が今回目指しているヒーロー体系とはどうしても異なるシルエットであった。アーマードコアのようなリアルロボット寄りの印象であり、それはそれで好きなのだが、今回はどうしてもこれを解消しておきたかった。しかし強度を維持したままの幅ツメは容易なものではなかった。
それでも成功したのだ。
かなり柔軟な可動域を維持したまま、理想に近いプロポーションへと近付けることができたのである。新作を買えなかったという事実が私を強くした。
まだ背面や全体の装飾、そしてどんなギミックを仕込むかなどは決まっていない。新作が手に入ってからゆっくりと完成させたいが、果たして手に入るのはいつのことになるやら…。
おわりに
新作を手にするべく、明日もダイソーへの吶喊を敢行する所存である。
今回の機体は本当に得る物が多い。消費カロリーは高いが、それだけあった達成感と充足感はかなりのものである。ありがとうダイソー。