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[モンハンNOW]│駆け抜けろ!東京砂漠

普段は見向きもしない砂漠を求める『モンハンNOW』。

本作に於いて砂漠というエリアには、概ね用事のないモンスターしかおらず、こんな日でもなければ避けて通りたいくらいの地域である。しかし今日は違う。

こんな日なのだ。

慢性的なゼニー不足でロクに米も食えやしないハンター達の元に舞い降りた救世主、プケプケ弓。その性能を引き出すためには、何としてもディアブロス亜種の腕が必要なのだ。

しかもグレ6が

即ち多くのハンターは血眼になって黒ディアのアイコンを探すことになり、当然私もその中の一人ということになるのだ。その上今日からは黒ディアの出現率アップの「大量発生イベント」となっている。万難を排してこれに臨まなくてはならない。


本日は出社の予定であったが、先週末が忙しかったために休んでも良いとの通達があった。家を出る直前に…。

そうは言われても片付けておきたい仕事があるにはある。暫し逡巡した後、結局そのまま出社はしたが、大急ぎで仕事を済ませてディアブロス亜種討伐の旅を始めることにした。

急いで仕事を済ませたものの時刻は16時過ぎ。空に浮かんだ月がぼんやり淡く輝いていた。

秋っぽい?

早速マップを開くも、まだそれらしき影は見当たらない。ただ来たるべき17時の更新前に、なるべくモンスターの数は減らしておきたい。それに意味があるのかどうかは知らないが、何となくそうしておきたかった。

私は夕暮れ時の東京砂漠を独り駆け抜けた。徒歩で。

マップから少しずつ大型を排除

そして迎えた17時。果たしてどれだけの黒ディアが姿を見せるのか!?

そんなでもないなぁ………

ディアブロス亜種の姿は…確認できる!できる…にはできるが、何だか…思っていたよりも…こう…何というか…。

先程までのポップ率を考慮すれば「大量発生」の名に恥じぬ湧きっぷりと言えよう。しかしこれではどうも…不良の学生がたまに普通なことをして褒められる様を見ているような…何とも言えない気持ちになるではないか。何故か原種が「大量発生」している点も気になる。

しかしそんな面倒くさいことを言っている場合ではない。直ちにこれらの討伐へ向かわなければならない。私は再び歩き出した。

オマケ程度に追加されたクアリリの宿題もこなしつつ、黙々と歩を進める。

最初からゼニーを配るとは珍しい…

今回の宿題は最初からゼニーが報酬に設定されており、内容も易しめになっていた。前回と違って俄然ヤル気が漲るというものだ。

そのモチベーションもあって、今回は急ぎ気味で宿題を終えることができた。今の私の爪の垢は、夏休み前の全ての小学生に与えるべきシロモノかも知れない。

さぁ次のページは…

これは次ページに設定されている宿題にも期待が持てる。私はワクワクしながら報酬を受け取った。

次のページなんてない

しかしその先には何も無かった。期待した私がマヌケだった。

気を取り直して本題の黒ディア討伐だが、歩いてみると砂漠の奥には結構な数の個体が確認できた。

倒せるとは言っていない

もう少し倒せそうなヤツを置いてほしかったが、この際贅沢は言うまい。倒せるヤツを倒すのみだ!

そう意気込んで歩いていると、普段は滅多に光らない「一狩り行こうぜ!」のボタンが頻繁に出現した。近所にはこんなにも多くのハンターが存在したのか…と驚きつつ中を覗くと、手頃なサイズの黒ディアが掲げられていた。そうか、別なハンターの画面には私よりも弱い個体が表示されているのか。

そうとわかれば話は早い。私は片っ端から部屋に参加し、キャリーをして回った。残念ながら私よりも先へ進んでいそうなハンターは確認できなかった…。

そして続く18時の更新、更なる黒ディアを求め東奔西走…といきたかったが、私にはそれよりも優先すべきことがある。子供達のお迎えだ。

心残りではあるけれど…

同業者と思しきチャリンコ集団とすれ違いつつ、私は保育園へと向かった。思いがけず目にしてしまった近隣ハンター達の素顔というものは、知らない方が幸せだったかも知れない。ハンター業界にも高齢化の波が押し寄せている………。

そんなことはさておき、結果として…

何とか「ディアネロアーム1」の生産に成功した。総討伐数は12となるので、1ディアネロアーム=黒ディア1ダースということになる。

また、★7までならば「フロストブリッツ2(7-5)」でも角を狙いながら討伐できることが確認できた。つまり亜種★7は緊急★8の原種よりも弱いということだ。これは私の中で大きな収穫と言える。

★8には挑む気も起きない

腕装備グレード6までの道のりは遠く険しいが、この週末は何としてでも歩きまくらねばなるまい。

飾る場所の無いメダルも貰えた

頼む!歩かせてくれ!!子供達!!!

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